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  CINEMA DIARY


   

[No.01:グリーン・マイル The Green Mile]


(1999/米)
製作:デビッド・バルデス / フランク・ダラボン
監督:フランク・ダラボン
脚本:フランク・ダラボン
原作:スティーブン・キング
撮影:デビッド・タッターサル
音楽:トーマス・ニューマン
出演:トム・ハンクス / デビッド・モース / ボニー・ハント / マイケル・クラーク・ダンカン / ジェームズ・クロムウェル / マイケル・ジェター / グラハム・グリーン / ダグ・ハッチソン / サム・ロックウェル 他

感想

 人間の醜さを思い知らされる映画である。許し難い犯罪を犯した者、法に触れてはいないが悪意に満ちた人、刑務所のなかだけの限られた人数で、人間のあらゆる典型的なタイプを表現していた。

 人間の性悪説よりも、性善説を信じたい人のほうが多いだろう。でも、実際には悪人は減少しない。それを嘆きながら死んでいくジョン・コフィーは、神様が天から視察に来させた天使だったのかもしれない。

 看守たちがみな善人で、奇跡を信じ、人の道を守ろうとしていた姿が救い。それと、悪人をとりあえずストーリー上で排除したのは一時的な共感を呼ぶ。そうしないと、あまりにもむなしすぎる。

 生きていたって、楽しいことはない・・・そんなメッセージが奥底に流れていて、人類の将来は明るいとは感じられない。ストーリー的にはお涙ちょうだいで感動するが、後味のよい映画ではない。

 パーシー役がデイブ・スペクターと似ていたのが気になった。

---2001.6.28 (c) Mica Okamoto ---

 

 

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