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CINEMA DIARY>No.03  
 

  CINEMA DIARY


   

[No.03:ファイト・クラブ  Fight Club]


(1999/米)
製作総指揮:アーノン・ミルチャン
製作:アート・リンソン / ショーン・チャフィン / ロス・ベル
監督:デビッド・フィンチャー
脚本:ジム・ウールス
原作:チャック・ポーラニック
撮影:ジェフ・クローネンウェス
美術:アレックス・マクドウェル
音楽:ザ・ダスト・ブラザーズ
出演:ブラッド・ピット / エドワード・ノートン / ミート・ローフ / ジャレッド・レト / ヘレナ・ボナム・カーター 他

感想

 ブラッド・ピットが強くてセクシーな男臭さをふりまく映画だと思っていたら、なんと多重人格の映画だった。ブラピは主役でいながら、実は主役じゃない!

 不眠症を重ねると、現実と想像の境界が見えなくなるのが、わかる気がした。しかし、あれほど全く違う人格が出現したのなら、強いほうに本人がのっとられたほうがよかったんじゃないか、と思う。ふがいない自分で嫌な現実を見ながら暮らすより、男ならカッコよく、犯罪まがいのことをしても、多くの人から支持されて、イケてる男で人生を全うしたほうが幸せなはずなのに。

 男のカッコよさなんて、所詮は空想の世界でしか存在しないのかなぁ。

---2001.6.22 (c) Mica Okamoto ---

 

 

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