くも膜下出血
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原因 |
脳の動脈にできたこぶ(動脈りゅう)が突然破裂し、脳を覆うくも膜の下に血がたまる。 |
症状 |
突然頭が割れるような激痛が、頭全体、とくに後頭部に起こる。続いて、吐き気、嘔吐、意識障害が起こる。40代以降に多い。発作の数日から数週間前に、頭痛が起こる場合もある。 |
対応 |
すぐに救急車を呼ぶ。 |
脳出血
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原因 |
高血圧がもとになり脳の血管が破れ、出血する。 |
症状 |
急に頭痛が起こり、短時間で痛みがひどくなる。また、頭痛は軽くても、手足がマヒしたり、言語障害、吐き気、めまいなどを伴う。 |
対応 |
急いで、脳神経外科または神経内科へ。症状が激しい場合は救急車を。 |
髄膜炎・脳炎
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原因 |
髄膜やくも膜がウイルスや細菌の感染。 |
症状 |
高熱とともにズキンズキンと痛む。首の後ろが硬くなるのが特徴。炎症が脳に及ぶと、脳炎になり、マヒや意識障害が起きる。 |
対応 |
すぐに内科か神経内科へ。 |
脳腫瘍
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原因 |
脳にできた腫瘍がどんどん大きくなり、脳が圧迫されて起こる。 |
症状 |
腫瘍が大きくなるほど、痛みが大きい。腫瘍のできた場所によっては、徐々にマヒや意識障害も起こる。 |
対応 |
早めに脳神経外科か神経内科でCTスキャンなどの検査を。 |
慢性硬膜下血腫
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原因 |
頭をぶつけるなどが原因で、硬膜とくも膜の間に出血し、1〜2ヶ月後に血腫が脳を圧迫して痛みが起こる。 |
症状 |
お年寄りに多い。ぼんやりしたり、物忘れ、尿失禁などの症状が出るため、痴ほうと間違われる事も多い。 |
対応 |
早めに脳神経外科へ。 |