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気になる健康情報【頭痛いろいろ】



2.危険な頭痛

 頭痛にはさまざまな種類はありますが、脳が原因で起こる頭痛はひじょうに危険です。

危険な頭痛の見分け方

 脳の重大な病気のために頭痛が起こっているのなら、早急に発見し治療しなければなりません。そのためには、危険な頭痛の特徴を知っておきましょう。

         
くも膜下出血

原因  脳の動脈にできたこぶ(動脈りゅう)が突然破裂し、脳を覆うくも膜の下に血がたまる。
症状  突然頭が割れるような激痛が、頭全体、とくに後頭部に起こる。続いて、吐き気、嘔吐、意識障害が起こる。40代以降に多い。発作の数日から数週間前に、頭痛が起こる場合もある。
対応  すぐに救急車を呼ぶ。
脳出血

原因  高血圧がもとになり脳の血管が破れ、出血する。
症状  急に頭痛が起こり、短時間で痛みがひどくなる。また、頭痛は軽くても、手足がマヒしたり、言語障害、吐き気、めまいなどを伴う。
対応  急いで、脳神経外科または神経内科へ。症状が激しい場合は救急車を。
髄膜炎・脳炎

原因  髄膜やくも膜がウイルスや細菌の感染。
症状  高熱とともにズキンズキンと痛む。首の後ろが硬くなるのが特徴。炎症が脳に及ぶと、脳炎になり、マヒや意識障害が起きる。
対応  すぐに内科か神経内科へ。
脳腫瘍

原因  脳にできた腫瘍がどんどん大きくなり、脳が圧迫されて起こる。
症状  腫瘍が大きくなるほど、痛みが大きい。腫瘍のできた場所によっては、徐々にマヒや意識障害も起こる。
対応  早めに脳神経外科か神経内科でCTスキャンなどの検査を。
慢性硬膜下血腫

原因  頭をぶつけるなどが原因で、硬膜とくも膜の間に出血し、1〜2ヶ月後に血腫が脳を圧迫して痛みが起こる。
症状  お年寄りに多い。ぼんやりしたり、物忘れ、尿失禁などの症状が出るため、痴ほうと間違われる事も多い。
対応  早めに脳神経外科へ。

 

危険な頭痛のチェックポイント

  • 過去に経験のないタイプの痛み。
  • 急に起こり、短時間で激しさがピークに達する。
  • しびれやマヒ、言葉のもつれがある。
  • 頭痛とともに発熱がある。
  • 日に日に痛みが激しくなる。

1つでも当てはまる場合は、危険な病気の可能性がありますので、診察を受けたほうがいいでしょう。


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