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気になる健康情報【体の冷え】



1.冷え症の原因は?

 寒さが強くなってくると、手足がいつも冷たく、夜靴下を履いても眠れない・・・という「冷え症」の人がたくさんいます。冷え症は、ただの寒がりとは違い、体全体は寒さを感じていないのに、部分的に「冷え」を感じる症状をいいます。

 冷え症は、全身の血管をコントロールしている自律神経のバランスが崩れ、血行が悪くなることから起こります。健康な人なら、気温に応じて全身の体温調節をうまくできるのですが、自律神経のバランスが崩れると、寒さや暑さに応じて、血管を収縮させたり拡張させたりするコントロールがうまく働かず、血管が締まりがちになり血行不良の状態になるため、冷えるのです。血流が滞ると、体のすみずみまで行き渡りにくくなり、手先や足の冷えが起こりやすくなります。自律神経の働きが乱れる原因は、ホルモンバランスの乱れのほかにも、ストレスや栄養不足、貧血などが考えられます。

 ある調査によると、どの年代の女性でも4割が冷え症を自覚しているといいます。冷え症が起こるのは女性で、男性にはあまり見られません。その理由は、一般的に女性は皮下脂肪が多いので、寒さに強いといわれていますが、脂肪は熱を通しにくく、一度冷えると温まりにくい性質があります。さらに、男性に比べて、血流の多い筋肉が少なく、心臓の働きが弱いので、女性に冷え症が多いのです。

 また最近は、ダイエットによる偏食で栄養不足になり、鉄分不足による鉄欠乏性貧血が起こったり、ホルモンバランスの崩れで自律神経に異常をきたして、冷えが起こる場合があります。くれぐれも極端なダイエットは避けましょう。

 冷え症は病気ではありませんが、あえて病名をつけるなら、自律神経失調症のひとつともいえるでしょう。たかが冷えと甘く見ると、肩こりや腰痛、頭痛、関節炎、肌荒れ、生理痛などのトラブルにつながるだけでなく、さらには呼吸器の疾患、膀胱炎、貧血、糖尿病、腎炎、心臓病、卵巣機能障害、栄養失調、心不全などの病気も隠れていることもあります。ひどい冷えに加え、痛みなどが伴う場合は、血行障害の病気の可能性もありますので、専門医に診てもらいましょう。

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