2.ストレスが原因で起こる病気〜『行動に表れるもの』
ストレスがたまると、周りに当り散らしたり、泣きつづけたり、といった行動に出る場合があります。そのような行動をすることで、ストレスが発散できるなら大丈夫ですが、その行動で自己嫌悪に陥り、またそれらの行動を繰り返すような悪循環になれば、れっきとした病気です。ストレスで行動に出てしまう代表的なものには以下のようなものがあります。
【摂食障害】
ダイエットをしているのにまだやせないといって、ほとんど食事をしない拒食症。また、ドカ食いをして無理やり吐いたり、下剤を使ったりする過食症。どちらも体重増加や体型を異常に気にし過ぎることから起きます。拒食症と過食症のどちらかひとつの場合もありますし、両方セットで起こることも少なくありません。
摂食障害は親子関係の立て直しが必要な場合が多いといわれていますので、親子のふれあいを重視して、じっくり時間をかけて治す姿勢が大切です。
【アルコ−ル依存症】
寂しさや不安を紛らわしたり、欲求不満を埋めるためにお酒を飲むようになると、アルコ−ル無しではいられない状態になります。少しだけと思って飲み始めても、泥酔するまで飲みつづけてしまいます。ひどくなると、内臓疾患にもつながります。ひとりで飲むお酒がエスカレートしてくると、アルコール依存症になる可能性が高くなるので、ひとり酒はほどほどに。
【買い物依存症】
買い物をして、気持ちをスッキリさせる人も多いでしょう。しかし、預金残高おかまいなしにお金を使ったり、いくつものクレジット会社にローンを組んでしまって、支払えなくなってしまうほど限度がなくなると、この病気の疑いがあります。
【ギャンブル依存症】
ストレスでむしゃくしゃしているときに、パチンコや競馬などで大当たりを経験すると、それに味をしめてしまい、仕事も他のことをなにもせずに、ギャンブルばかりしてしまいます。環境を整えて、他の行動をやる気にさせるような、周りの協力が必要です。
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