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気になる健康情報【炭の健康パワー】



1.炭の歴史

 今からおよそ45万年前の旧石器時代から、人間は火を使い始めたといわれています。そして、およそ30万年前の洞窟跡からは、日本最古の木炭が発見されています。木炭は、燃やしても煙や炎が出ませんし、火力の調節ができ、火持ちがよいだけでなく、保存もしやすく、軽くて持ち運びが便利で腐りません。木炭は、人類の画期的な燃料としてそのパワーを発揮し続けてきました。

 日本に伝えられたのは、今から1000年以上前の平安時代、弘法大師空海が遣唐使として中国に渡った際、当時の最先端技術や知識を日本に学び、持ち帰りました。

 江戸時代になると、紀州藩が国内で唯一の「炭の専売」を行い始め、特に元禄時代(17世紀末)に開発された「備長炭」は、全国各地で有名になりました。

 明治時代になり、紀州藩の専売ではなくなると、備長炭の技術は日向や土佐に伝承され、さらには海外にも伝わりました。東南アジアでは、マングローブの原木を使った「南洋備長炭」が生産され、中国で作られる「中国備長炭」とともに輸入されています。そして、現在では燃料としてだけでなく、さまざまな生活シーンで使われるようになりました。


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