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気になる健康情報【食中毒に気をつけよう!】



最も多いのは細菌によるもの

 梅雨の時期である6月は、気温も湿度も上がり、ジメジメ、ベトベトとうっとうしい日々が続き、食中毒の発生が多くなる時期でもあります。7月、8月になると、さらに、発生件数は増えるばかり。

 食中毒の原因には、大きく3種類あります。
 1つ目は、約16種類ある細菌やウイルス、真菌(カビ)類、2つ目は、フグや毒キノコなどの自然の毒物、3つ目は、ヒ素などの化学物質です。

 このなかで最も多いのが、細菌によるもので70%以上をしめます。平成9年には事件数にして1960件、約4万人の人びとが食中毒にかかっており、そのうち29,104人(72.8%)が細菌性食中毒です。しかも、ここ30年以上にわたって食中毒の感染者数は、3〜4万人と減る兆しはありません。

 その原因は、食生活や食品流通の変化にあるといえるでしょう。
 昔は、近くでとれた肉や魚、野菜を短時間で調理して、食べていましたが、現代は、冷凍や流通技術の発達で、生産されてから食べ物が口に入るまで、かなりの時間がかかります。大量生産されて広範囲に運ばれるため、1つの原因でも、大量な患者数が発生することにつながってしまうのです。

 食中毒は外食産業とともに増えてきたといっても過言ではないでしょう。飲食店、仕出し屋、旅館、学校などが原因施設となっています。

厚生労働省 食中毒に関する情報

   また、清潔志向により、過度に細菌を寄せ付けないようにすることで、細菌に対する抵抗力や免疫力を下げてしまう結果となっています。抗菌効果のある調理器具や台所用品、除菌効果のある洗剤、除菌アルコールに頼りすぎて、衛生の基本である手荒いを忘れがちという結果も招いています。

 同じものを食べても、食中毒になる人とならない人がいるのは、抵抗力や免疫力の差によるものです。厚生労働省の統計を見ても、高齢者や5歳〜14歳の子どもに食中毒が多く見られるのは、抵抗力が弱いからといえるでしょう。

 また、ストレスや疲労がたまっても、免疫力が低下します。食中毒にならないためには、日頃からの健康に気をつけ、生活の乱れなどで、抵抗力を弱くならないように気をつけましょう。

No.010:食中毒予防にはお腹の調子を整えるオリゴ糖を!も参考にしてください。


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