バスタイムでストレス解消
入浴は、血行をよくし身体を温める温熱効果により新陳代謝が活性化し、水圧で肌を圧迫して軽いマッサージをしている状態になり、疲れを癒すだけでなく、浮力によって重力が軽減されエネルギーを消費しやすくなり、身体全体の緊張が緩み、ストレス解消にも役立ちます。さらに、水圧や浮力ががホルモンの分泌を促す作用があります。
さまざまな入浴法で効果的にバスタイムを楽しみながらリラックして、日頃のストレスを上手に解消しましょう。
■「反復入浴法」でリラックス&シェイプアップ!
反復入浴法は、38度くらいのぬるめのお湯に何度も出入りする方法。出たり入ったりすることで、驚くほど汗をかき、新陳代謝を活発化させます。ストレス解消&シェイプアップの両方ができる入浴法です。
- バスタブにお湯をはります。バスタブのふたを開けたり、シャワーを出したままにして、バスルーム全体を温めることがポイント。それから、心臓に遠いところからシャワーをかけていきます。
- 37〜39度のぬるめのバスタブに5分ほどつかってのんびり温まります。肩をもんだり、足のツボを押したり、気になる部分をケアするのも効果的。貧血を起こしやすい人や血圧が高めの人は、腕から下の半身浴に。
- バスタブから出て3〜5分間くらいで、シャンプーをして髪の毛を洗います。
- 次にメイン入浴を8分間。出たり入ったりを繰り返すことでエネルギーの消費量がアップし、シェイプアップ効果が高まります。
- 次の約5分間で手足を洗います。足の先から心臓に向かって、手も指先から。
- フォロ−入浴を5〜8分間して温熱効果を高めます。バスタブの温度が下がらないように注意して、追い炊きや熱いお湯をたして温度調節を。
- 最後に全身を洗います。下腹部から胸の方向へ持ち上げるように、腕は下から上にすりあげるように。洗い流したら、やや熱めのシャワーを浴びて終了。
■いろいろな入浴法
種類 | 方法 |
全身浴 |
リラックスしたいときは約37〜39度のぬるめのお湯でゆっくりつかりましょう。疲れを癒し、筋肉がゆるみ、胃腸の働きも活発になり消化にも効果があります。
逆に、42度以上の熱めのお湯はリフレッシュしいたときに。心拍数が高まり、呼吸が荒くなり、肺に空気が送りこまれやすくなります。朝起きてすぐに目覚めをスッキリさせたいときなどに効果的です。
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半身浴 |
30〜40分間、肺より下、みぞおちまでつかる半身浴は、心臓の負担が軽く、冷え性や低血圧などの体質改善にも効果的。冬は上半身を冷やさないように、肩にタオルなどをかけるといいでしょう。
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足浴 |
むくみや疲れで足がだるいときに、また、風邪などでお風呂に入れない時には足浴がおすすめ。40〜42度のちょっと熱めのお湯を洗面器などに入れ、くるぶしより3〜4cm上まで10〜15分つかりましょう。足には全身のツボが集中しているので、足を温めるだけで疲労回復や心身のリラックスに効果を発揮します。
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座浴 |
お尻がすっぽり入る大きな洗面器などにぬるめのお湯を入れ、10〜15分間、おへその下までつかりましょう。生理痛や痔、膀胱炎、カンジタ症の改善に有効。
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手浴 |
40〜42度の熱めのお湯に10〜15分間、手首がつかるくらいまで入れ、指のつけ根や手にあるツボを押したりもんだりしましょう。手や肩こり、首筋の痛みなどを緩和します。手荒れや指先のトラブルにも効果があります。
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お風呂で体を温めて血行をよくし、1日の疲れをその日のうちにとるのが健康のコツ!症状にあわせて、いろいろな入浴法を試してみましょう。
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