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気になる健康情報【爪は健康のバロメーター】



2.最も多い爪の病気〜爪白癬(つめはくせん)

 爪白癬とは、いわば「爪の水虫」です。かゆみがないので、気づかない人がとても多く、全国で330万人いるといわれています。

かゆみのない爪の水虫

 水虫の原因の白癬菌というカビは、爪の細胞のなかのケラチンというたんぱく質が大好物。皮膚や爪を溶かす酵素をもっているので、皮膚だけでなく、爪にも入りこみます。以前足に水虫があり、今はかゆくないとか、かかとの皮が固く厚くなってきたという人は要注意。

 症状は、爪が白く濁ってボロボロとはがれたり、爪切りで切れないほど分厚くなったり、爪が黄色や黒になったりして、爪の色が変わっても、かゆみも痛みもないので、そのままにしている人がとても多いのです。爪白癬の人のうち治療しているのはたったの2割というデータもあります。

 本人は大したことはないと思っていても、感染力はかゆみのある水虫と同じです。治しておかないと家族に移す可能性大。肌が赤くはれた赤ちゃんをアトピーだと思って病院に連れていくと、パパの水虫からうつされた「ぜにたむし」だったという話もあるほど。家族にうつさないように、ちゃんと治しましょう!

飲み薬で治す

 水虫には、外用薬と考えがちですが、爪白癬の場合、薬をつけても菌のところまで浸透しないので、治すのが困難です。最近、抗菌力の強い飲み薬が開発され、3ヶ月から1年で治せるようになりました。菌の増殖を抑えながら、爪が生え替わるのを待つので時間はかかりますが、きちんと飲めば確実に治ります。ただし薬局では買えないので、皮膚科にかかり、処方箋が必要です。

うつさない、うつされないためには

 水虫の家族の爪やはがれた皮膚などが落ちているとうつる恐れがあります。でも、水虫菌は感染力が弱く1日中菌がついていないとうつりません。毎日足を洗っていれば感染は予防できます。また、水虫菌は高温多湿を好むので、2日続けて同じ靴をはかないことや、靴下はむれない素材のものをはくというように、乾燥させ清潔を保つことが予防のポイントです。


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