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[No.087: 納豆で風邪&二日酔い予防]


 日本の伝統食である納豆にはさまざまな成分が含まれ、多くの健康効果があることはご存じだと思います。

 特に、これからの季節に納豆ををおすすめしたい2つの効果があります。
 一つは、風邪やインフルエンザ予防の効果です。

 納豆菌には、他の雑菌やウイルスの働きを抑える効果があり、風邪を予防します。その抗菌作用は強く、病原性大腸菌、サルモネラ菌を予防するほど。そのうえ一般の菌は100度の湯で死滅するのに対し、納豆菌は120度を超えないと死滅しないほど強く、強酸性の胃液にも負けずに腸内に達して、善玉菌の働きをし胃腸障害を予防します。

 また、抗ウイルス作用があるジピコリン酸がウイルス感染の病気に効果を発揮し、サポニンが免疫細胞のエサになり、免疫力を高めます。

 納豆にはカルシウム、カリウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅などのミネラル、ビタミンE、ビタミンB1、B2、B6などと含まれる種類も豊富ですので、発熱時に失いがちのビタミンやミネラルを補給することができるため、風邪をひいたときにもおすすめです。

 もう1つこの時期に納豆をおすすめする効果は、お酒と一緒に納豆を食べると二日酔いの予防になり、肝機能が低下するのを防ぐというものです。

 全国納豆協同組合連合会の調査によると、30〜40代の男性5人を日本酒4合を飲んだ後に、納豆100g食べた場合と、食べなかった場合の2グループに分け、飲酒後1時間経過前後の血液中のアルコール濃度を比較した結果、納豆を食べた場合はアルコール濃度が2%下がり、食べなかった場合は11%増加していたのです。これは、納豆が二日酔い防止に効果があることを意味しています。

 納豆のタンパク質には、必須アミノ酸9種類を含んだ18種類のアミノ酸が十分に含まれています。これがアルコール分解酵素を作り出し、納豆菌やイソフラボン、サポニンなどが、血中アルコール濃度を低下させるのです。

 また、納豆に含まれるビタミンB2やE、レシチンは、抗酸化作用や肝細胞の再生を促進し、肝臓の機能を高めたり、肝機能障害を予防する効果もあります。

 この2つの効果の以外にも、納豆が作る酵素「ナットウキナーゼ」の強力な血栓溶解作用、イソフラボンの抗酸化作用や悪玉コレステロールの酸化防止、コリンの老化防止や記憶集中力向上効果、食物繊維の善玉菌を増やす整腸効果、ビタミンKの骨粗鬆症予防効果・・・など、数え上げるときりがないほどです。

 納豆を毎日食べて、体調を崩しやすい年末年始を元気に乗り切って下さい。

---2001.12.15 (c) 2001 by Mica Okamoto ---

 

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