子どもの貧困、東京都の調査
ようやく東京都は、実態把握に乗り出した。
今までは、自己責任で片付けていたけれど、放っておけなくなったんだろう。
しかし、貧困の実態を数字で把握するだけでは、何の意味もない。
その実態は、ひとりひとり違うし、必要な支援も違う。
「貧困だから、◯◯な支援をする制度をつくった」だけでは何も変わらないだろう。
その手続きは誰がどうやってするのか?
貧困で生活が大変な人は、手続きする時間もないし、そもそも、そういった情報が届かない。
さらに、貧困認定されることで新たに起こる問題もあるので、貧困だと認めたくない人もいる。
「貧困で満足な食事を食べられないから、食事を支給」といっても、本当に困っている人がどれだけくるのか?
「家賃が払えないから無料で家を貸す」といって、ひとところに集めたら、貧困の看板を背負うことになるので、拒否する人もいる。
お金をばらまいても、親が自分で使ってしまう場合もある。
「足りないものを与える」という短絡的な支援策を用意するだけでは全然ダメ。 (さらに…)