写真を楽しむことで 前向きに、生きる力を育む
NPO法人 日本写真療法家協会 理事 新堀 いづみ さん
●”撮りたいときに撮る”を大切にした活動
「構図やピントは、関係ない。写真を撮る人の気持ちを大事にしたい」。
新堀いづみさんは、看護師としてホスピス緩和ケア病棟に勤務をしながら、患者との関わりのなかで、写真を介してのコミュニケーションにさまざまな効果があることを実感し、フォトセラピーの可能性を探っている。
勤務中はポケットにカメラを入れ、患者さんに渡し、”撮りたいときに撮る”を実践しながら、患者やその家族、スタッフに、病院のなかで働いている看護師だからこそできる方法で写真の楽しさを伝えている。また、別の病院や外部講座では、日本写真家協会のファシリテーター、ボランティアスタッフとしてワークショップを開き、写真療法の良さや理解を広める活動を行っている。 (さらに…)