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快適サプリメント生活
【第10回 「食後に一服」の後に「ビタミンC&Aを一服」】

 「百害あって一利無し」として、広く知られるようになったタバコ。様々な場所で様々な調査研究が行われていますが、その結果として出てくるものは、何ひとついいことがありません。それでも、タバコがやめられないあなた、ここでもう一度、なぜタバコは身体に毒かを考えてみてください。

 タバコの煙は、吸い込む煙(主流煙)と、点火位置からのぼる煙(副流煙)、吐き出された煙(呼出煙)の3つ。そしてなんと、一番発ガン性物質の濃度が高く危険なのは副流煙!灰皿などに吸いかけのタバコが置かれているのをよく見かけますが、そこから出る煙が周りの人の健康をもむしばんでいるわけです。もともとタバコを吸わない妻が1日20本以上タバコを吸う夫と暮らした場合、肺ガンで死ぬ確率は2倍も高くなるという報告もあります。このようにタバコがやっかないのは、自分自身だけでなく、まわりの人の健康も害するからなのです。

 タバコの三大有害成分は、ニコチン、タール(ヤニ)、一酸化炭素 。「ニコチン」は神経を刺激し、アドレナリンの分泌を過剰にします。このため、血圧を上昇させ血管を収縮するため、手足のしびれ、冷え、肩や首のこりなどが起こってきます。

    「タール」は、タバコの害のうちでもっとも恐い発ガン性物質を多く含みます。また、タールはいわゆるヤニのこと。あの身体にしみつくヤニ臭や口臭の原因はこのタールによるものです。このヤニが肺ににこびりつくと肺の機能が低下し、さらにここにタールに含まれる発ガン性物質が付着すると肺ガンの元ができあがります。          

「一酸化炭素」は、血液中でヘモグロビンとくっつく性質があります。ヘモグロビンは本来、酸素を取り込み身体のすみずみまで運ぶ働きがありますが、一酸化炭素が邪魔で酸素を取り込むことができなくなります。このため、酸素を運ぶことができなくなり身体が酸欠状態になります。とくに、妊婦の場合は、母体が酸欠状態になると胎児に影響を及ぼし、流産、死産、早産、奇形児出産などにつながります。

 タバコはまた、体内にあるビタミンCを大量に消費します。1本につき約20〜100mgのビタミンCが喪失するといわれています。タバコを吸う人が風邪をひきやすいのは、肺の機能低下に加えて、体内のビタミンCが非常に少なくなっていることも原因のようです。

 タバコの害、おわかりいただけましたか?  それでも、煙草を吸わずにいられないという方は、せめて大量に失われるビタミンCと、肺の粘膜の変質(肺ガンの原因になる)を防ぐ働きがあるビタミンAをたくさんとってください。とくにヘビースモーカーの方は、食品だけではこれらのビタミンを十分にとるのはとても大変。そんな方は、ビタミンCとビタミンAのサプリメントを利用するといいでしょう。サプリメントは、ピルケースに入れてどこでも持ち歩くことができます。食後の一服の後に、さらにサプリメントを一服するように習慣づけるといいですね!

---2000.3.18 (c) 2000 by Mari Wakasugi ---


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