夏休みから紅葉が美しくなる秋にかけては観光シーズン。旅行へ出かける機会も増えてきますね。そして、旅行の楽しみのひとつに食事があげられます。 　 　旅館の食事は和食だから低エネルギーで安心、と思いがちです。しかし、その品数の多さは洋食フルコースの比ではありません。12〜13品はある旅館の夕食を全部食べると、軽く1000kcalを越えてしまいます。また、旅によるリラックス状態が食欲を増進させたり、そこでしか食べられない郷土料理が出たり、 後片づけの必要がない、食後そのまま寝られる、など様々な要因でついつい食べ過ぎてしまいます。 　旅行の間くらいは、食べ過ぎても大丈夫などど思っている方はいませんか？食後に体重を計ってみてください。１〜２キロは増えているはず。体重を増やすのは簡単ですが、減らすのは大変です。また、旅行をきっかけに胃袋が大きくなり、大食になってしまうケースもあります。 　過食を避けるためには、ご飯（満腹感を得やすい）を早めにもらって、おかずと一緒に食べる、すべての料理を少しずつ残す、揚げ物は衣をはがして食べる、（ちょっともったいない気がしますが）アルコールを飲み過ぎない、などの工夫が必要です。 　それでも、やっぱり旅先での料理は思う存分に味わいたい、そんなあなたには、クロムのサプリメントがおすすめです。クロムは、体内にごく微量含まれるミネラルで、インスリンの感度をよくし、食べた糖質がエネルギーになりやすくする働きがあります。このため、糖質が体脂肪に変わるのを防ぎます。 　旅先でのドカ食いで体内に大量の糖分が入ると、インスリンが大量に分泌されます。インスリンには、脂肪分解抑制作用及び脂肪蓄積促進作用があるため、過剰に分泌されると体脂肪がつきやすくなります。また、インスリンには食欲増進作用もあり、肥満を加速させます。クロムは、このインスリンの出過ぎを抑えるため、食べ過ぎによる体脂肪の蓄積を防ぐわけです。 　クロムがあれば、旅行先での食べ過ぎも安心です。でも、暴飲暴食は体脂肪蓄積の心配だけでなく、胃腸にも負担をかけるのでほどほどにしましょう。 ---2000.8.19　(c) 2000 by Mari Wakasugi ---