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快適サプリメント生活
【第50回 頑固な肩こりはビタミンE&B1で解消!】

 かつては中高年特有の不快症状だった肩こり。パソコンやテレビゲームの普及により、肩こりに悩む層はドンドン若年化し、最近では小学生でさえ、肩こりを訴える子がいるそうです。

 肩こりは、病気ではないため、病名はありません。首の後ろから肩や背中にかけての筋肉の不快感、疲労感、緊張感、違和感、鈍痛などの症状のことです。

 肩の周辺には20以上の筋肉があります。これらの筋肉は、血液中のブドウ糖を酸素によって燃焼させて動かしています。ところが、酸素が足りないと、ブドウ糖がきちんと燃焼されず、不完全燃焼となり乳酸という副産物ができてしまいます。

 この乳酸が筋肉内に蓄積し固くなり、神経繊維がしめつけられ血行不良を起こし、その結果、肩こりとなるわけです。

 では、酸素不足は、どうして起こるのでしょうか?
 それは、肩や全身の運動不足、背骨(特に首の骨)の歪み、長時間ドライブを代表とする同じ姿勢の持続、下向き作業や手作業のしすぎ、極度の緊張、過労、睡眠不足など様々な原因が考えられます。

 その他、目や歯、内臓、ホルモンなどの病気が原因で二次的に肩こりが起こる場合もありますが、ほとんどの場合が、肩の筋肉の酸素不足による血行不良によるものです。

 肩こりの解消方法としては、まず、肩の周りの筋肉をよく動かすことが、第一のポイントです。そのためには、長い間、同じ姿勢でいないようにし、ドライブや、パソコン等のデスクでの作業は最低でも2時間に1回は休憩し、肩や腕を動かすようにしましょう。また、普段から姿勢をよくして行動することも大事です。

 第二のポイントは、血行をよくすること。そのためには、全身をよく動かす水泳、散歩、ジョギング、ウォーキング、エアロビクスダンスなどがおすすめです。また、サウナや温泉で身体を温めるのもいいでしょう。家庭のお風呂でも入浴剤を入れると血行がより促進されます。

 第三のポイントは、肩こりにいい栄養素をとることです。肩こり解消のためには、血行をよくする効果のあるビタミンEと、こりの元である乳酸の生成を抑制するビタミンB1の2つの栄養素が効果的です。

 ビタミンEは、うなぎ、カツオ、鰯、かぼちゃ、小麦杯芽、サフラワー油、大豆などに、ビタミンB1は、豚肉、レバー、胚芽精米、ライ麦パン、オートミールなどに豊富です。頑固な肩こりを解消したい場合は、これらの栄養素をサプリメントで摂取すると効率的です。

 サプリメントで気になるのは過剰症の問題ですが、ビタミンB1は水溶性ビタミンですので、身体にとって余分な分は吸収されないので安心です。また、ビタミンEは脂溶性のビタミンですが、尿中に排出されやすく、過剰症の心配はありません。実際、ビタミンEの1日必要量の200倍にあたる2000mgを摂取しても問題ないとアメリカでは報告されています。

 以上の3つのポイントを最低でも3ヶ月以上続けてみてください。それでも苦痛を伴う程の肩こりが解消されない場合は、他の病気が隠れている可能性がありますので、全身の健康チェックをおすすめします。

 実は私は、典型的な日本女性の体型のなで肩。なで肩の人は肩の筋肉が弱いため肩こりに悩まされやすいそうです。このため私は、ちょっとパソコンに向かっている時間が長いと、すぐに肩がズシンと重くなります。

 そんな時は、ビタミンEとビタミンB1のサプリメントを飲み、軽い運動をした後、ゆっくりお風呂につかって寝ます。すると翌朝には、肩がすっきり軽くなっていますよ。

※Pick Up No.003「肩こりは現代病」もぜひ参考にしてください。

---2001.4.21 (c) by Mari Wakasugi ---


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