食物&飲み物
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ビタミンCを含む食べ物 |
風邪によって弱った体の回復を助ける働きがあるビタミンCは、発熱によって消耗されるのでひき始めに摂取するのが効果的。
ビタミンCを手軽にとるならみかんです。みかんの白いすじに含まれているビタミンPはビタミンCを助ける働きがあるので捨てないで一緒に食べましょう。みかんの皮を干したものは漢方で 「陳皮」といい、体を温める薬です。外側の皮も捨てずに干してお風呂に入れてみるのもいいでしょう。
他にビタミンCを多く含む食品には果汁(グアバなどのトロピカルフルーツ、レモン、イチゴ)、干しのり、大根の葉、ピーマン、緑茶などがあります。 |
ビタミンAを含む食べ物 |
ビタミンAは、粘膜を丈夫にしてウイルスの侵入を防ぐ働きがあります。外気と接する呼吸器系の粘膜をしっかり守るため、ビタミンAを絶やさない事です。ビタミンAを多く含むのは、レバー、うなぎ、バター、卵、緑黄色野菜などを食べましょう。ビタミンAの宝庫、卵黄は、消化・吸収のよい良質のタンパク質で、体力の低下を防ぎます。卵酒は風邪のひきはじめに良いでしょう。 |
ビタミンEを含む食べ物 |
ビタミンEは血液をサラサラにして、血行をよくし、冷え症に効き目があります。 |
緑黄色野菜 |
あまり食欲がない場合は、緑黄色野菜をやわらかく煮て食べましょう。かぼちゃやにんじん、青菜などはビタミンAとCの供給源です。ピーマンやししとうはビタミンCを多く含み、粘膜を強くする作用があり、抗ウィルス効果もあり。 |
根菜類・いも類 |
土から吸収したミネラルが多い根菜類やいも類を食べると、血液がきれいになり、血の巡りもよくなります。また、繊維質も豊富なので、便秘を解消し冷え症も防げます。 |
長ネギ |
長ねぎには、カロチン、ビタミンCの他に硫化アリルが含まれているので、糖質の代謝を促進し、疲労を回復させたり、ビタミンB1の吸収や血行をよくします。また、殺菌作用があり、風邪、凝りにも有効。ねぎ味噌汁を作るなら、白い部分よりも緑色の部分に栄養があります。硫化アリルは長い間熱すると壊れるので、味噌汁に入れるときは、火を止めてから入れるのがコツ。 ニラや玉ねぎにも硫化アリルが含まれています。 |
香辛料 |
トウガラシ、しょうが、にんにくなどの香辛料は身体を温める効果があります。発汗作用があるので、食べ過ぎると汗をかき過ぎて、逆に体を冷やすことになるのでほどほどに。しょうがにハチミツを加えたものをお湯で割ったり、漢方薬葛根湯に使われるくず粉やしょうがは、みかん果汁と一緒にとろりと煮れば体を温める効果倍増。 |
身体を温めるドリンク |
寝る前に温めた牛乳やカモミールティ、ホットワインティ、ホットワインを飲むとリラックスできて眠りが深くなります。また、カモミールティは、体調を整え、抵抗力をつけ、お腹から全身を温め、寝付きをよくします。
ホットワインティは赤ワインと同量のオレンジジュースを温め、温かい紅茶を加えて作ります。ワインが血行をよくし、紅茶の殺菌作用とオレンジジュースのビタミンCが風邪を予防。
ホットワインはヨーロッパの冬の風邪薬。赤ワイン、水各1/2Cとオレンジの薄切り、シナモン5cm、りんごの皮適量を鍋に入れ煮立ったら弱火で1〜2分蒸らして、ワイングラスに。 |
鍋料理 |
体を温めるには鍋料理が一番!土鍋は遠赤外線が出ているので、食材のなかまでじっくり熱を通し、食べたお腹のなかまでポカポカ。鍋ならバラエティにとんだ食材を食べられるので、栄養バランスもいいですし、緑黄色野菜や根菜なども煮て食べるとたくさん食べられます。
食材を生で食べると身体を冷やしますが、加熱して食べると身体が温まります。サラダよりは煮物を。 |
サプリメント
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ビタミンC |
ビタミンCを1日3000mg飲むと、風邪症状が軽減するまでの時間を短くするという報告があります。 |
エキナシア
| エキナシアはアメリカで人気のハーブ・プリメント。風邪を引いたかなと思ったら、薬よりエキナシアを飲むのが一般的です。
エキナシアは、北アメリカ原産の天然植物。アメリカの先住民はその昔、発熱や外傷の時に使用していたそうです。エキナシアは、抗ウイルス作用をもち、体内の抗体力を促進し免疫力をつけることが医学的に実証されており、最近では、エイズ研究にも利用されています。
風邪のシーズンに予防を目的に飲ンでも効果がありますが、継続すると効果が低下するため、2週間くらいあけてまた飲むのを再会するというのがコツです。 |
亜鉛 |
亜鉛は身体になくてはならないミネラル。亜鉛が不足すると免疫が低下し、風邪を引きやすくなったり、長引いたりします。また、亜鉛は炎症を鎮める効果があるので、のどが腫れたり、鼻の炎症がひどいときは多めとるといいでしょう。 |
プロポリス |
プロポリスは、ミツバチが自然界の雑菌から巣や幼虫を守るために野外から収集してくる天然の抗生物質。免疫力を高めて、風邪をひきにくくする作用と、ウイルスの増殖を抑える作用があります。
風邪を引かないようプロポリスを飲んで予防するのもいいですし、風邪を引いてから多めに飲むのも効果あり。のどの炎症には直接ふきかけると、治りも早くなります。 |
アロマテラピー
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熱が出たとき |
ティトリーのエッセンシャルオイルを、湯飲み茶碗一杯の白湯に1,2滴落としたものを服用すると、39度以上の熱を下げてくれます。また、1回3滴を1日3回食後に服用したら、39度以上の熱があった50人に飲ませたところ、42人が翌日には37度に熱が下がりました。ただし、服用するには、純粋なオイルしか使用できません。 |
咳 |
ユーカリ、サイプレス、バジルが有効です。それぞれのエッセンシャルオイルをホホバオイルで薄めて、首や胸に塗ると咳が鎮まります。
ユーカリを熱いお湯に数滴落とし、吸入すると、咳止めだけでなく、痰を出す作用もあります。また、ティトリー、ユーカリのエッセンシャルオイルを1適いれた水でうがいをするのもいいでしょう。 |
お風呂
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腰湯 |
39〜40度のお湯に、30分間、ミゾオチの下まで入るだけ。腰湯なら全身浴よりも長めに入れます。入るときは、タオルや短めのシャツなどをはおって、肩などの上半身を冷やさないことが大切です。 |
脚湯 |
風邪で熱が出てきたら冷やさず、脚湯で身体を温め、汗を出すことで、治りも早くなるいます。お湯の温度は、40度、41度、42度と上げていき、ふくらはぎから下をつけ、汗が出てきたら、汗をよくふいて着替え、ゆっくり寝れば、翌朝には熱は下がっているはず。ただし、体力が落ちているときは、1日1回だけにしましょう。 |
エッセンシャルオイル |
発汗作用のあるジュニパーと体を温めるラベンダーを数的お風呂に。 |
その他
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マスク |
ガーゼを5〜6枚重ねたり、ガーゼを水で濡らすとウイルスの侵入を防ぐ効果がアップ!また、夜寝ているときに乾燥した空気で増殖したウイルスが体内に入ることも多いので、寝るときにマスクをするのも効果あり。 |
うがい |
うがいは、のどの病原体を洗い出し、病原体の量を減らす効果があります。紅茶や緑茶でうがいをするとウイルスの活性を停止させる働きがあり、感染を防ぐ殺菌効果も。 |