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エコロジー【ポストハーベスト、輸入農産物にご用心!】



輸入農産物には残留農薬の危険が

 日本のさくらんぼは2〜3日で茶色く変色してくるのに、アメリカンチェリーは1週間たっても変わりません。長持ちするのはうれしいですが、生鮮食料品がそんなふうだと不思議だと思いませんか?それは、ポストハーベスト農薬のおかげなのです。

 日本は食物の半数以上を輸入に頼る世界一の食料輸入国で、農産物の輸入量は年々増える一方です。食卓に珍しい食べ物が並ぶのはうれしいことですが、輸入農産物には、日本で未承認の農薬や毒性の高い薬品が使われています。

 日本に輸入される農産物の割合の3割はアメリカ産が占めており、アメリカンチェリーやプルーンは100%、レモンは90%、グレープフルーツとオレンジは約80%がアメリカ産です。また、果物自体とは別にジュースやジャムなどの原料としてもアメリカから輸入されています。


 99年2月アメリカの環境保護グループEWG(Environmental Working Group)は、子どもが好んで食べる果物が残留性の高い農薬で汚染されていると報告しました。EWGの調査では、リンゴがアメリカで最も農薬汚染されている作物で、日本では禁止されている猛毒殺虫剤メチルパラチオンの残留がその主な原因です。

 果物はビタミンや食物繊維を豊富に含み、健康によい食べ物とされ、特に子どもが好みます。そういう背景から考えると、EWGはアメリカの6才以下の子ども600万人以上が安全基準を超えた量の殺虫剤を摂取しているのではないか、と推定しています。

【アメリカで最も汚染された作物ランキング】
1999年2月・米環境保護グループEWG発表
1 リンゴ
2 ホウレンソウ
3 モモ
4 洋ナシ
5 イチゴ
6 チリ産ブドウ
7 ジャガイモ
8 ラズベリー
9 セロリ
10 グリーンピース

「食品と暮らしの安全」NO.128


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