I'm fine ! といつでも言える暮らしのために役立つ情報がいっぱいです。      
Home Health Supplement Child DietBeauty  
Healthトップ>[Pickup News]>No.008  
 


[No.008: 便秘は生活習慣で治そう!]


 便秘になるとお腹がはるだけでなく、腹痛や頭痛、吐き気、肩こりなどの症状が身体にあらわれたり、イライラ、なにもやる気がしないなどの精神面にも影響が出てしまいます。

 便秘は、ダイエットや不規則な食生活、運動不足、ストレスなど、日常の生活習慣に原因があることがほとんど。つまり生活習慣を整えれば、たいていの便秘は解消できます。

■便秘とは

 便秘とは排便が順調に行われていないことで、1日おきや3日に1度でも、苦痛を伴わずに便が出れば、便秘ではありません。毎日必ず出ないといけないというものではなく、個人によって排便のペースは違います。逆に、排便時に腹痛や頭が重い、お腹が張る、不安感があるなどの苦痛があれば、毎日少量の便が出たとしても便秘といえます。  

■便秘薬に頼り過ぎるとクセになる

 早く治したいと便秘薬に頼り過ぎると後々大変なことにもなりかねません。
 まず、薬を常用すると耐性ができてしまい、自力で排便できなくなります。そうなるとさらに強い薬でないと効かなくなり「便秘薬依存症」に。

 また、効き目が悪くなったからと薬の用量を増やすと、薬が効き過ぎて下痢を起こしてしまいます。すると下痢によって体内のカリウムが失われ、筋力やぜん動運動が低下し、また便秘にというような便秘、下痢を繰り返す「下剤性腸症候群」に陥ってしまいます。また、病気が原因で便秘の人が下剤を使うと、腸閉塞になったり、がんになる可能性もあります。

 便秘薬を買う90%以上が女性で、なかにはダイエット目的で買っている人も。必要以上に薬に頼ると身体全体の働きまで悪影響を及ぼします。ダイエット目的なら乳酸菌や整腸剤で腸の働きを整える程度にしましょう。

■生活習慣の改善で治すには

  • 便意をがまんしない
     便を我慢すると、腸の神経が鈍くなり、便意を感じなくなります。我慢するのは女性が多いようですが、したくなったら必ずトイレへ。また、朝、便意がなくてもトイレに行き毎朝の排便を習慣づける努力を。

  • 規則正しい食生活
     朝食抜きや栄養バランスの悪い食事は、便秘の元。朝、起きて冷たい水や牛乳を飲むと腸が刺激されて排便を促します。ダイエットで食べる量が減ると、便の量も減るため便秘になりがちなので注意を。

  • 繊維質を摂る
     食物繊維は消化・吸収されないので、そのまま大腸で便の元になるだけでなく、腸内を掃除してくれる役目も。便の量が多いと、便も出やすくなります。食物繊維を含むものは、ひじきやわかめなどの海藻類、豆類、大根、ゴボウ、かぼちゃなどの根菜類です。また、ヨーグルトに含まれるビフィズス菌は整腸作用があります。

  • ストレス解消
     ストレスがたまったり精神的に不安定な状態が続くと、自律神経に異常が出て、排便のリズムが狂ってしまいます。ストレスはためないように上手に解消しましょう。また、睡眠不足も便秘に大敵。 

  • 適度な運動
     適度な運動で腹筋を使うと腸のぜん動運動が活発になります。腹部のマッサージやストレッチも効果的。

   便秘は生活習慣の改善で予防できます。便秘になってしまったら、薬に頼り過ぎずに生活を整えて治しましょう。

参考:「ホスピタウン」2000.3月号 

---2000.3.4 (c) 2000 by Mica Okamoto ---

 

Healthトップページ