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Archive for the ‘view’ Category

「誘拐婚」にみる女性の幸せ

06.23.2013 · Posted in view

旧ソ連のコーカサスや中央アジアのキルギス、カザフスタンなどで、「誘拐婚」の伝統があるという。何百年も続く土着の慣習で、気に入った女性を誘拐して、家に連れていき、男性の親戚が本人を説得するとともに、交渉にきた女性の親戚とも話し合い、親戚同士で合意すると、女性本人が嫌でも、結婚が成立してしまう。

●何百年も続く慣習「誘拐婚」って? コーカサスの人々が考える幸せとは
http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20120222/228157/?P=1

この記事では、結婚が決まっていた女性、医者だった女性が誘拐された例で、当初は本人は嫌だと思っていても、親が許可し親戚らに説得され結婚、数年たって「結婚して良かった」というコメントが載っている。

今の日本からすると考えられない。誘拐は犯罪だし、女性の意志は無視され、男性の一方的な意志で結婚が進められることは、女性の人権無視だし、誘拐された女性が結局親戚たちに説得されてしまうのも不思議だ。 (さらに…)

転倒事故に遭遇

04.08.2013 · Posted in view

車で住宅街の裏道を走っていると、自転車で転倒した年配の男性を発見!
歩道橋にあがる自転車用のスロープで、左脚が自転車の下敷きになり、スロープの下側に頭がある状態で横たわっている。

意識を失っており、後頭部から血がポタポタ・・・道に何滴も。

「大丈夫ですか?」と声をかけ、自転車を起こしながら話しかけると、ちゃんと喋れる。
意識ははっきりしている様子。

自転車を持ち上げ、左脚を引きずり出せる状態にすると、なんとか自力で立ちあがろうとする。

「立てますか?救急車を呼びましょうか?」といっても、

「大したことない、家は、すぐそこだから」といって、
なんとか立ち上がり、自転車を押して行こうとする。全然、大したことあるから・・・

 (さらに…)

震災から3年目を迎えて

03.29.2013 · Posted in view

大震災のあの日、
「当たり前のことが、当たり前じゃなくなった」と感じた人は多いと思う。

生きていることも、
家があることも、
家族がいることも、
友人がいることも、
今日とほとんど同じ状態で、明日を迎えられるということも。 (さらに…)

福島から避難した母、それぞれの決断

03.15.2013 · Posted in view, 震災復興

3月9日、福島母子避難の会in関東の、最終回「トークトークふくしま」に参加した。
今回は、2人の母が決断した話を語ってくれた。

1人は、東京に母子で避難してきたシングルマザーの菅野久美子さん。
家探し、保育園探し、仕事探し・・・東京での1人での子育ては本当に大変だったと思う。それを乗り越えて、ようやく落ち着いた昨年の夏、違和感を感じ、「変わっていきた!」という自分の気持ちに気づき、本当の居場所探しを始めた。

両親のいる福島に帰ることも考え、再度、福島を訪れ、その環境を実際に見て、「戻れない」ことを確認した。

では、どこに住むのか?
彼女が、見つけたのは、岡山だった。

町の雰囲気、自然と町の便利性のバランス、適度に田舎、農業もできそうな環境、くるものは拒まない地域性。自分の生い立ちや性格から、自分という人間を見つめなおし、最もfitするところを探し当てたのだと思う。その行動力と決断力の凄さ。 (さらに…)

震災2年、福島ママに聞いた

03.01.2013 · Posted in view

2月半ば、福島県から都内に避難しているKさんにインタビューをした。
福島のママたちは、本音では避難したいがいろいろな事情があって避難できないという人が多い。公の調査では、「ここで頑張ります」というが、個別に聞くと、皆不安がっている。そのため、集団での調査はできない、その結果は信用できない、ということらしい。

また、避難した人も、宙ぶらりんな生活にストレスがもう限界になっているという。自主避難の多い、山形と新潟に避難した人は、この3月にはかなり多くの人が戻るのではないかといっていた。経済的に限界になったり、福島にパパがいるのでこれ以上離れ離れでは家族が壊れるといった心配で、「戻る」というよりは「戻らざるをえない」といった状況だという。 (さらに…)

普通と当たり前

01.22.2013 · Posted in view

岩手で被災者支援をしている方にインタビューした。
「岩手は、”恥の文化・我慢は美徳”。離婚は、ワガママ女のレッテルを貼られ、夫のDVや借金から逃げてきても、我慢できない嫁が悪い、といわれる。旦那や姑に文句をいわれても、殴られても我慢が当たり前。ひとり親の母親が必死で働くために高齢者に子どもを預けると、子どもに面と向かって「悪いお母さんだね」といわれる。嫁は我慢してその家に従う者という意識が男性だけでなく、高齢者にも根強い」。

東京と東北の文化は違うと知っていたが、それほど違うのかと、改めて、その土地の”当たり前”の感覚に驚いた。もちろん、地方にいけば、離婚した女性への風当たりが強いのは知っていたが、それほどまでか、と。東京からすると、何十年前の感覚だろう。
今や日本は3組に1組が離婚する「離婚大国」なのに、女性だけが責められる現実。 (さらに…)

“消えた”子どもの自殺 – NHK 追跡!真相ファイルを視て

01.12.2013 · Posted in view, 子ども, 社会

大津の中2いじめ事件を注視していたが、いっこうに何も進まず、やっと外部有識者調査委員会が発足し、「いじめ」と認定し、加害者の同級生がやっと書類送検され、滋賀県警が、被害届を受理しなかったことを謝罪したのが、2012年12月27日。それでも、まだ自殺との因果関係について「結論はまだ」だという。

校長、教育長や学校、県警、市長などのひどすぎる対応がテレビやネットで流れ、同級生たちの訴えにもかかわらず、ここまでたどりつくのに、2011年10月に中2男子生徒が自殺してから、1年3ヶ月もかかること自体、本当に異常。

日本の学校の閉鎖性と教育関係者たちの感覚の異常さは、子どもを育てることをなんだと思っているんだという怒りと同時に、そんなところに子どもを預けなければいけない恐怖に代わる。

2012年12月26日(水)に「“消えた”子どもの自殺 – NHK 追跡!真相ファイル」が放送された。 (さらに…)

不可視化された貧困

01.02.2013 · Posted in view, 社会

日本の貧困は、相対的貧困といわれる。それなりにきれいな服を着て、家がなくても24時間営業の店で寝泊まりでき、数百円で食事ができる。途上国とは違い、なんとか生きていける環境がある。昔のように貧困はパッ見ではわからない。

高度経済成長期に総中流化した日本人は、見た目だけの中流化を残したまま、持つ者と持たざる者の格差は一向に広がるばかりで埋まらない。落ちるのは早いが、学歴、職業、病気、障害、国籍、出身地、家庭環境、出自、いったん入り込んだ環境からは容易に抜け出ることができない。

経済成長期に「努力は報われる」と教えこまれた団塊世代の硬直した意識のなか、貧困を招いたのは努力不足、根性が足りないなどと精神論で片付けられる。また、自己責任論がまかり通る今、他人の複雑な状況に人はあまり入り込めない。貧困は学歴に比例することが多いため、貧困の原因や現状を訴えるだけのロジックを唱えられたり社会に還元する当事者が少ない。経済不安のなかで、「しんどいのは皆同じ」など一緒にされてしまう。

家庭環境や病気、学歴など貧困のきっかけになる原因を本人は恥となることからオープンにしないため、社会保障の枠組みからこぼれおち、ますます深みにはまる。暮らし、仕事、医療と縦割化された制度ではひとつが解決しても、また別の原因で困窮状態に落ち込む。連動して行わなければ、本当の意味で貧困から脱することはできない。

東北の被災者のインタビュー、下記の連載を読んで、社会的包摂の考え方による支援制度の必要を強く感じる。

●闇の中の社会学〜開沼博
http://diamond.jp/category/s-yaminonakanoshakaigaku

今の若者の老後は?

12.29.2012 · Posted in view, 社会

これから急増 ワーキングプアの老後どう支える 中央大学教授 山田昌弘氏
(日経新聞 2012/12/28 6:30)

大卒での就職率が約60%、就活では60社〜100社もエントリーしてもなかなか決まらないという実情。新卒で正社員になれなければ、非正規雇用となり、生涯年収は大幅にダウンするといわれる。

たとえ、やっと正社員となっても、ブラック企業だったり、辞めてまた職探しの辛さを考えると、ボロボロになるまで耐えながら働き、身体を壊して退社。そんな若者が増えている現実では、明日のことを考えるのが精一杯。老後など考えられない。 (さらに…)

橋下徹氏の「交渉術」

12.05.2012 · Posted in view

知事から市長へ、「維新の会」を立ち上げ舌戦では負けなしの勢いの橋下氏。
そのテクニックの裏に、この「交渉術」があるのだと、注目されている。

この4コマまんが、わかりやすいので、「ああ、あの時の発言は、こういうウラがあったのか?」という人多数。

ただ、関西の不動産屋や金貸し、ヤのつく職業の人などは、さんざん使っているだろうし、 (さらに…)