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Archive for the ‘震災復興’ Category

帰れない、本音が言えない

06.21.2014 · Posted in 震災復興

3・11から3年が過ぎたが、避難者の多くは、まだ故郷に帰れない人がたくさんいる。

全国の避難者数復興庁がまとめたデータ(2014/5/15現在 詳細)によると、31万人の避難者のうち、約24万人が被災3県(岩手、宮城、福島)に、約7万人がそれ以外の都道府県に所在。全国的に分散している。

避難命令が解除されても帰れない人がたくさんある。放射能の影響の実態がわからないと、簡単に帰れないし、数年間、町として機能していなかった土地に帰っても、普通の生活が送れる保証がない。

さまざまな条件や理由が複雑に重なり、帰りたくても帰れない人が多い。

さらに、その思いを外に吐き出すことさえ許されない雰囲気がある。
 
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被災地の「こころのケア」を精神医療に丸投げ

被災地の「こころのケア」に必要なのは、精神医療やクスリではなく、安定した生活基盤。
行政は、自分たちがやるべき仕事を、医療界に丸投げして儲けさせようとしている。

延々と続く放射能汚染や、先行きもわからない仮設住宅での暮らしの不安を、クスリで治せるはずがない。

市民の人権擁護の会 日本支部
今日からこんな学会が福島で開かれています。

http://jstss13.com/

「こころのケア」の押し売りをただちにやめて下さい

☑被災者に必要なのは生活基盤です。生活基盤の問題を個人の精神医学的問題にすり替えるような「こころのケア」の押し売りはやめて下さい。 (さらに…)

「被災地の仮設住宅は精神医療の押し売り」

「被災地の仮設住宅は精神医療の押し売り」

まともな専門家が少ない現実が、さらなる被害に。

PTSDのクスリとして、自殺に危険性がある精神薬パキシルが、2013年に認可されてしまった。
パキシルは、危険な劇薬として、アメリカでも訴訟が起きているクスリで、日本でも使用が控えられていたが、厚労省がPTSDのクスリとして認可してしまうと、使用数が増えるのは間違いない。

被災地の精神不安は、家や暮らしの基盤を保証することが重要なのに、クスリでなんとかしようと思っている政策自体が間違っている。

パキシル
https://www.facebook.com/CCHR.Psychbusterjp/posts/547143655364139

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先行きの見えない復興、住む場所、心のケア

03.27.2014 · Posted in 震災復興

震災から3年たったが、いまだに仮設住宅暮らしで、その住宅もガタがきている。復興住宅も喜んで住みたい場所ではない。住む場所も決まらない。

肉親が見つかっていない人の遺体捜索は続いている。

そんな状態で不安を抱え、気持ちが塞ぎ、病んでしまうのも当然。
心のケアといわれても、人としての暮らしや将来の展望がある程度できない限り、意欲的に前に進めないではないか。 (さらに…)

日本の地下水源から出る放射能分布地図

03.21.2014 · Posted in 原発・放射能, 震災復興

アメリカは軍事偵察衛星で水資源から金鉱から何から何までをトモグラフィーという科学的手法で日本の水資源としての「地下水」とその「地下水脈」を見抜いている。
地下水から出る放射能を測定しそれを地図にすることのできるサイトがあるという。

本邦初公開!?:日本の地下水源から出る放射能分布地図発見!

ビートたけしが震災直後に語った「悲しみの本質と被害の重み」

03.13.2014 · Posted in ことば, 震災復興

「しっかりメシが食えて、安らかに眠れる場所があって、人間は初めて心から笑えるんだ。」

一度事故で死にかけた経験からか、それとも人の生き様を映画の題材にする監督だからか、死や悲しみに対する感覚は、とてもまともなものだ。

マスメディアにどっぷり使っている人だが、世界のキタノとして言いたいことを言える立場を利用して、もっとこういうことをはっきりいって、マスコミの酷さを変えてほしいものだ。
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福島の農家を苦しめる賠償制度

03.12.2014 · Posted in 原発・放射能, 震災復興

距離や放射線量だけで境界がつくられ、死んだ牛や廃棄した牛乳についての賠償金は支払われても、汚染された稲わらや堆肥の大部分は対象外。米は全袋検査ができなければ出荷できないので作付けしても無駄に終わる。
零細農家は販売実績がないと、賠償の対象外。

放射能は見えないし、防ぐ手立てもない。自然のなかで連続した作業を経る農家は、あちこちから入り込んでくる放射能のせいで立ち行かなくなっている。

役人の数値だけの境界で賠償するしないなど全く意味をなさない。規模が小さければ認めもしない。

人の営みを全く無視したやりかたである。
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「外遊び」ができない福島の子どもたち

03.11.2014 · Posted in 原発・放射能, 子ども, 震災復興

震災から3年たった今でも、福島は放射線量が高い。そのため、外遊びは、極力控えている。

小さい子がいる母は、公園などの外遊びは、15分だけ、と時間制限つきなのは、震災後ずっと変わっていない。震災後に生まれた子は、思いっきり外で遊んだことがない。子どもが外で遊び出すと、もっと遊びたいので帰りたくないとダダをこねるが、母は子どものことを考えて、心を鬼にして連れ帰る。母だって、自然にあふれる福島で、子どもを外で思いっきり遊ばせたいのに。母もつらい。

中高生の部活は2時間制限。バレーボールなどの室内競技も、野球やサッカーの部活の子たちが2時間で止めないといけないので、他の部活も同じに時間制限。こんな変なことが、当たり前のように行われている。

こんな状態で、子どもが健康に育つだろうか。すでに子どもの体力低下が目立っている。 (さらに…)

震災3年目 未だに26万7000人が避難暮らし

03.09.2014 · Posted in 原発・放射能, 震災復興

津波被害の地域は、高台の造成中、復興住宅ができても、周りに何もなく不便な場所では、お年寄りは生活できない。

福島は放射線量がまだまだ高いし、除染してもまた元に戻る。自分の家があるのに、帰れない人がたくさんいる。

3年もたつのに、震災直後とほとんど状況が変わっていない。

●大震災、なお26万人避難 11日で3年、人口流出加速(共同通信 2014年3月9日)

http://www.47news.jp/CN/201403/CN2014030901001789.html

 戦後最悪の災害となった東日本大震災は11日、発生から3年を迎える。今なお約26万7千人が仮設住宅などで避難生活を送り、沿岸部では行方不明者の捜索が続く。住まいの再建に関わる事業の遅れから人口流出に拍車が掛かり、被災地は多くの課題を抱えている。

 警察庁によると、2月28日現在、震災の死者は1万5884人、行方不明者は2636人。避難生活を苦にした自殺などの「震災関連死」は、昨年9月末の2916人から増え続けている。 (さらに…)