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Archive for the ‘震災復興’ Category

原発賠償の格差 距離・放射線量で線引き

03.09.2014 · Posted in 原発・放射能, 震災復興

原発の損害賠償が、距離や放射線量で線引され、格差が拡大している。

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●原発賠償、広がる格差=距離、放射線量で「線引き」〔東日本大震災3年〕

http://bit.ly/1odOavi

 政府による東京電力福島第1原発事故の損害賠償をめぐって、福島県の被災者の間での格差拡大の問題があらわになっている。原発事故から3年を経ても、避難生活を続けている人は約14万人。帰還も始まる中、行政の新たな線引きで賠償額に理不尽な差が生じ、生活再建の道筋が描けない被災地の悩みが深まっている。
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避難者、東京が最多の8030人

03.09.2014 · Posted in 震災復興

東日本大震災の避難者、1年前の2013年3月には、山形、東京、新潟の順に多かったのが、東京が最多になった。

山形、新潟は、福島から車で1時間圏内で、2年を目処に戻った人が多い。それは、当初から子どもの進級・進学を考え2年くらいでと考えていた人が多かったようだ。

東京の避難者で戻らない人が多いのは、仕事やパートなど職が多いし、支援やサービスの種類が多いことが関係しているのではないか。

都内の避難者全国最多8030人 首都圏に2万6763人 大震災
(東京新聞 2014年3月9日)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014030902000127.html

 東日本大震災から三年が経過する中、被災地から首都圏へ避難した人の数は依然として二万六千七百六十三人に上ることが、二月時点の復興庁のまとめで分かった。東京都は八千三十人で、昨年七月から全都道府県で最多となっている。東京電力福島第一原発事故による福島県の避難指示区域からの避難者が六割を占め、生活再建支援が早急な課題となる。

 避難者受け入れ数が多い都道府県は東京以下、山形、茨城、新潟、千葉各県。茨城、千葉の受け入れ数はそれぞれ4919人、3962人。 (さらに…)

震災関連死3000人超 福島では直接死超

03.07.2014 · Posted in 原発・放射能, 震災復興

3・11が起きて、もうすぐ丸3年がたつが、避難生活を送る人は県内避難・県外避難あわせて20万人以上もいる。
その避難生活で、体調不良や過労で死亡する「震災関連死」の死者数が、2月末現在、岩手、宮城、福島など10都県で少なくとも3000人以上いる。

特に福島は、13万人以上の人が避難生活を送っており、震災関連死3032人の半数超の1664人に上り、津波や地震に起因する「直接死」の死者数1607人を上回った。

復興の遅さもさることながら、原発事故の収束は全くといって進んでおらず、汚染水は海に垂れ流され、放射線量も未だに高く、子どもたちは外で遊ぶことはできず、農家だった人は仕事ができない状況が続いている。

にも関わらず、福島県は、県外避難者に帰還を促し、帰還しない人には支援を打ち切る方針を出している。
そんな危険な場所に誰が帰ろうとするのか。住んでいる人だって、他に行く術がないからとどまっているのであって将来の展望も見えない不安な日々を過ごしている。

不安定な日々で精神にも影響するし、福島では外に出歩くのを躊躇することで身体能力も落ちている。国がじわじわと弱らせているといっても過言ではないのではないか。
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福島県 里帰り出産数が、原発事故以前に戻る

02.27.2014 · Posted in 原発・放射能, 震災復興

この記事を見て、唖然とした。
まだ、放射能漏れも度々あり、国の不手際の報道も頻繁にあり、原発事故の収束は全くと言っていいほど、事故当時と変わっていないのに。事故後に避難した人たちは戻ってきて、平穏な暮らしに慣れて、あの当時の危険性を感じなくなってしまっているのだろうか。

妊婦にとっても、子どもにとっても、福島が危険なのは、ずっと変わっていないのに。

周りがザワついておらず、交通や商業環境が整っていれば、放射能の危険性など気にならないのだろうか。

 
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●原発事故前水準戻った 福島県里帰り出産数

http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2014/02/post_9305.html

(福島民報 2014年02月26日)

東京電力福島第一原発事故の影響で一時、大幅に落ち込んだ福島県内の「里帰り出産」の件数が、原発事故前の水準に回復したことが25日までの県産婦人科医会の最新の調査で分かった。昨年7月と8月の件数は、原発事故前の平成22年の同じ月を上回った。医会は、放射線に対する理解が広がり、妊婦らの不安が和らいだことが一因とみている。里帰り出産した母親は、古里でわが子を授かる喜びをかみしめている。
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復興の進み具合は、20〜30% - 岩手県世論調査

01.09.2014 · Posted in 震災復興

3・11が起きてから丸3年がたとうとする現在、「復興の進み具合は20〜30%」と感じる岩手県民が3分の1もいる。

あまりにも遅い、復興。国のやる気のなさが感じられるといわざるをえない。

 

復興の進み「20~30%」が最多 県政世論調査
(岩手日報 2013年12月31日)

 岩手日報社は11月から12月にかけて、全県を対象に県政世論調査を実施した。この中で、本県の東日本大震災からの復興の進み具合を聞いたところ、「20~30%」と感じている人が全体の33・2%と最も多かった。「10%以下」「10~20%」も合わせると65・2%となり、6割を超える人が復興は30%にも達していないと感じている。沿岸住民に限ると75・2%にも上り、現地は復興の実感がより乏しいことも浮き彫りになった。 (さらに…)

震災から3度目の元日 いまだに避難者13万8949人

01.03.2014 · Posted in 震災復興

震災から3度目の元日を迎えたが、いまだに避難者13万8949人がいる。

県外避難は、4万8944人(12月12日現在)。
1位が東京の6598人で、山形5870人、新潟4688人と続いている。

昨年の今頃は、山形が1位だったが、山形と新潟が、子どもの進級・進学とともにかなりの人が戻ったという。

東京の生活を始めると、戻るより、東京での生活から新たな展望を見出そうという人が多いのかもしれない。
 

避難者13万8949人 震災発生から3度目の元日
(福島民友 2014年1月1日)

 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故に伴い、県内外で避難生活を続ける被災者は、昨年12月26日現在の県のまとめによると、13万8949人に上る。震災発生から3度目の元日を迎えたが、依然として14万人近い県民が厳しい避難生活を余儀なくされている。 (さらに…)

「児童に震災影響」7割 宮城県沿岸の小中学生

01.03.2014 · Posted in 子ども, 震災復興

宮城県の小中学生の7割が、震災の影響があるというアンケート調査結果がでた。

苦しい家庭の経済状況と、精神面の不安定、学力・体力の低下などがあげられている。

家計が苦しさを軽減する政策をもっとうちだすべき。しかし、国や安倍総理は東北の復興は二の次。企業への恩恵を中心に、一般市民の生活軽減への施策は少ない。

ひじょうに怖いのは、子どもたちの精神面に不安定からPTSDの診断、そして精神医療につなぎ、薬漬けにされることだ。PTSD治療薬として、昨年10月にパキシルを精査もせず厚労省は認可した。心のケアといいつつ、薬だけの精神医療に傾倒していくのは子どもの未来を壊す。

キッズドアが行っているようなNPOらの無料学習支援をもっと充実させることは、とても重要ではないかと思う。

 
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被災地、ボランティア・自治体職員の不足

12.12.2013 · Posted in 震災復興

3・11後の5月には、18万人を超えた岩手、宮城、福島の被災3県でのボランティア活動者数は今年9月には1万2600人と激減。最近くるボランティアは、心のケアの研究目的のボランティアが増え、被災地の人たちも接し方に困惑している。

まだまだ支援は必要だが、どんな支援のボランティアが必要なのか、被災地の現状が見えてこない。

自治体職員も被災にあい、絶対数が不足しており、常に2000人以上が全国から助っ人に派遣されている。

しかし、どのような復興をめざして、どんなまちづくりのために、どんな人手が必要か、復興計画が明確ではない。具体的に被災地からニーズがあれば、ボランティアや職員として手を揚げる人はいると思うのだが。

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東北6県で、いじめ大幅増加

12.11.2013 · Posted in 子ども, 震災復興

東北6県で、いじめが大幅増加だという。

岩手は6.9倍、宮城は6.2倍!

ただ、これは、校長の意識や教師の感度にもよる。気づかない教師、それはじゃれているだけ、などという教師も山ほどいるわけで、マジメにカウントするほど実態に近づき、深刻なものしか数字をあげない教師も、全国にいるわけで。

発見した後、どう対処するか。

これがとても重要だ。 (さらに…)