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福島の子どもたちの意欲低下・学習に遅れ

03.12.2013 · Posted in 原発・放射能, 子ども

福島の子どもたちの意欲低下・学習に遅れが見られるという。

当然だと思う。

毎日被曝しながら心身の健康の不安は募り、逃げることもできず、将来は見えない、
そんな状態で安心して成長できるわけがない。

勉強して、何になる? 大人になるまでに病気になるかもしれない、結婚もできない、結婚しても子どもも産めないかもしれない・・・そんな不安と背中あわせの毎日。

福島にいる限り、子どもたちの不安は、消えない。

将来への意欲もわくはずもない。

一刻も早く、新しい場所へ疎開をさせるべきだと思う。

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●東日本大震災2年:福島・学習に遅れ 避難の子、心に傷
http://mainichi.jp/feature/news/20130310ddm003040053000c.html

毎日新聞 2013年03月10日 東京朝刊

 福島県内で避難生活を続ける子供たちの勉強の遅れや意欲の低下が深刻になっている。だが「子供たちの課題は見当たらない」とする自治体もあり、学校や教育現場での認識との食い違いが見られるケースもある。地元市町村が学校からの情報を敏感に吸い上げ、連帯して県や国に支援を求めるなどして、学習上の課題を潜在化させない対応が求められている。【福田隆、石丸整】

 福島県浪江町からの避難者が生活する安達運動場仮設住宅(同県二本松市)の集会所。毎週火曜日と木曜日の午後5時に小学生が勉強道具を持って集まる。NPO法人「ビーンズふくしま」(福島市)が開く無料の学習支援教室だ。

 NPOスタッフやボランティアの大学生が先生になり、宿題をこなす。小学5年の女児は「家ではお母さんが忙しくて、勉強を見てもらえない。ここは大学生のお姉さんが教えてくれる」と話す。

 このNPO法人は昨年4月から、トヨタ財団とパナソニック教育財団の支援を受け、安達運動場など県内4カ所の仮設住宅で学習支援を始めた。4会場計86人が利用登録し、利用率は7〜8割と高い。安達運動場では、仮設住宅に住む小中学生約70人のうち31人が登録。午後5時から6時半までが小学生、午後6時半から8時までが中学生の時間で、小学生は自宅前までスタッフが送る。

 ストレスの多い避難生活の中で、子供たちは疲れ切っているという。同NPOによると、落ち着きがない▽集中力が持続しない▽大人の愛情を求める−−といった行動が見られる。スタッフに叱られて集会所を出た児童が、そっと戻ってくるなど人との関わりを求めている様子も感じられる。

 保護者も子供の状況を思い悩む。安達運動場仮設住宅で生活している保護者のうち11人が毎日新聞の取材に応じ、9人が「勉強の遅れ、成績低迷」を悩みに挙げた。「仮設では落ち着いて勉強できない」(小5女子、中3男子の保護者)▽「避難先の学校に浪江の同級生がおらず、授業への不安からか、何をどうしていいのか、子供心に相当なダメージがある」(小6女子の保護者)▽「無職の状態で2カ所に分かれて住む経済力はないので、(浪江町への)帰還を断念するか、娘に(避難先での)進学を諦めてもらうしかない」(中2女子の保護者)−−など、訴えは切実だ。
 ◇個別対応、人手足りず

 福島県によると、昨年10月時点の18歳未満避難者数は、3万968人(同4月比859人増)。避難先別では県内が1万3998人(同1784人増)で、そのうち避難元市町村内に3307人。県外は1万6970人(同925人減)だった。

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