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震災前後の福島の妊産婦 4人に1人が鬱傾向

07.20.2013 · Posted in メンタルヘルス, 原発・放射能

福島県立医大の「妊産婦に関する調査」の結果を産経ニュースが報じた。
普通の妊娠出産でも精神が不安定になるのだから、震災・原発事故があれば、将来への不安は増大する。自分で解決できないことがほとんどなので、本当にどうしようもない。

妊産婦期だけでなく、出産後も母子ともに放射能による直接的な健康被害はあるうえに、不安による欝などの精神的な影響も大きいのだから、早く集団疎開するべきだと思う。

 

●4人に1人が鬱傾向 震災前後の妊産婦調査 福島
(産経ニュース 2013.7.20 02:57)
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130720/fks13072002570000-n1.htm

福島の妊産婦の4人に1人に鬱傾向がうかがえることが福島県立医大が19日、発表した県民健康管理調査「妊産婦に関する調査」で分かった。

調査は震災前後に母子手帳を交付された約1万6千人(有効回答率55%)の県民を対象に、震災や原発事故が出産に与えた影響などについて聞いた。出生児の うち、早産(4・8%)や低出生体重児(8・9%)は全国水準と変わらず、母乳だけで育てる「母乳率」(30・4%)も震災前後で変化はなかった。

しかし、「気分が沈む」「憂鬱な気持ちになる」などの鬱傾向は全県で27・1%と高く、震災前に行われた同様の調査に比べて3倍近かった。震災後に新たな 病気や状態が現れた妊産婦は17・6%おり、その内訳は(1)切迫早産(2)精神的不安(3)切迫流産の順だった。また、震災によって妊婦健診を当初、分 娩(ぶんべん)を予定していた施設で継続できなかった人は4人に1人いた。

福島医大の藤森敬也教授は「震災と早産・低体重児との因果関係はうかがえなかったが、検診を予定通り受けられなかった妊産婦ほど、鬱傾向が高く出ていた。妊産婦の心の支援を継続し、周産期医療の充実を図っていくことが大切だ」と話している。

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