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向精神薬には「凶暴行為に走る衝動性」の副作用

11.22.2013 · Posted in 向精神薬

1999年の米国コロラド州のコロンバイン高校での銃乱射事件の主犯者はSSRIのルボックスを飲んでいたことから、被害者遺族が製薬会社を告訴し、裁判で因果関係は証明されなかったが、この薬は販売中止に追い込まれた。

2007年のバージニア州バージニア工科大学の銃乱射事件の犯人、日本で起きた池田小学校事件の宅間守、西鉄バスジャック事件の犯人など、凶暴な事件を起こす犯人は、向精神薬を飲んでいたことがわかっている。

以下のページにリンクされている表は、1999年から今年までの間にアメリカで起こった銃撃事件と精神医薬との関連性を示す統計。

http://www.cchrint.org/2013/11/19/three-fold-increase-in-mass-shootings-in-step-with-increased-psychiatric-drugging/

この統計によると、過去14年間に起こった75件の銃撃事件のうち、犯人が抗うつ剤など何らかの精神医薬を犯行時摂っていた、あるいはすぐ直前まで摂っていたと証明されそのように報道されているのが33件で、約44%。

犯人が精神科に通っていたことがわかっている、あるいは車やアパートから薬が見つかったなど、おそらく犯行時に薬を摂っていたであろうと推定されるものを含めると全部で49件、全体の65%。

残りの26件は、精神医薬に関することが発表・報道されなかったもので、薬を摂っていなかったと証明されたものではない。

犯人たちが飲んでいたことが判明している薬には、リタリン、プロザック、パキシル、ゾロフト、ザナックスなどなどがあります。これらの薬の添付文書を見ると、副作用に、「凶暴行為に走る衝動」という警告が載っているものもある。

医師はこうした事実を患者に知らせずに処方し、そうとも知らずに薬を飲んで、コントロールできずに、衝動的な行動や犯罪を犯してしまう人が、日本にもたくさんいることは事実である。しかし、報道では「精神疾患がある」ことばかり強調され、「薬による副作用」でこのような行動に出たことは全く報道されない。

向精神薬の副作用をもっと知らせるべきだし、飲む側も知るべきだ。

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