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あしなが奨学金の高校生 進学断念が増加

12.15.2013 · Posted in 子ども, 社会

あしなが育英会の奨学金を受けている高校生は、経済的理由で進学を断念している割合が増加している。

母子家庭や非正規雇用など、親の経済状況が安定していない世帯が6割以上。そんな親を考えると、これ以上負担をかけられないと思うのではないか。

格差の広がりで、進学のチャンスが奪われる学生が増えるのは、国の損失ではないか。

●あしなが奨学金:経済的理由で進学断念、増加
毎日新聞 2013年12月14日 21時39分(最終更新 12月14日 22時33分)
http://mainichi.jp/select/news/20131215k0000m040047000c.html

 あしなが育英会(東京都千代田区)から奨学金を受けている高校生のうち、卒業後の進路で就職を選んでいる生徒の半数以上が経済的理由で進学を断念していたことが14日、同会の調査で分かった。こうした生徒の割合は、2011年度の前回調査に比べ10ポイント以上増えており、同会は「遺児家庭の中でも格差が広がっているのではないか」とみている。

 調査は11月、同会の高校奨学生の全保護者3464人を対象に実施し、2273人から回答を得た。卒業後の進路希望では「就職」が26.9%だったが、このうち52.9%が経済的理由で進学を諦めていた。「大学・短大」は39.2%で、全国の大学・短大進学率55.1%(13年度)に比べ15ポイント以上低かった。

 また保護者の就労状況では、非正規雇用が全体で57.7%、母子世帯に限ると63.2%。仕事を掛け持ちしている保護者は、母子世帯では15.8%にも上り、今年10月の給与の平均額は12万8553円だった。子どものアルバイト代を教育費に充てている世帯も25.4%に上った。

 同会は子どもの貧困問題を解決するため、下村博文文部科学相や政党代表者を招いた大会を15日に東京都内で開き、国による給付型奨学金制度の新設などを訴える。【山崎友記子】

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