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「うつは薬では治らない」

12.17.2013 · Posted in 向精神薬, 精神医療

うつがポピュラーになったせいで、精神科や心療内科も他の科と同等に近い、医療機関になった。
しかし、精神医療の診断は、医者の主観である。外科や内科など他の科のような血液検査や尿検査など、データに基づいたものではない。

治療といっても、薬を処方するだけ。カウンセリング技術に長けた精神科医は、どれほどいるのだろうか

医者=処方箋を書く人 となった今、せっせと薬を出すことが、病気を治すことのような意味を持ち、多剤大量処方がエスカレートしていっている。

大手製薬会社のいうことを聞いていれば、患者は増え、医者と製薬会社が密接になるのは当然だ。

この井原先生のような環境で、他の科の医師から精神医療をチェックされて、本当の意味での医療行為が増えればいいのだが。

SAPIO「うつで病院に行くと殺される!?」シリーズを9回連載。

その集大成として4P特集記事。
【激震対談】
他国に類を見ない「多剤大量処方」は“心の多重債務〟を作り出すだけだ
獨協医科大学教授井原裕×伊藤隼也医療ジャーナリスト
「うつは薬では治らない」
http://www.shogakukan.co.jp/magazines/detail/_sbook_1409701114

一部引用。
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伊藤 私のところにも脳外科医から「精神科医が脳を壊す薬を出すのをやめさせてくれ」という連絡がしょっちゅうあります。井原先生は薬物療法偏重を批判していますが、そういう正論を堂々と主張する人は少ない。いても開業医がほとんどです。ただでさえ医療という狭い世界で、さまざまな関係性を持っている大学病院に所属している医者が精神医療の現状を批判すると風当たりが強いのでは。

井原 勤務先は大学病院なので、救急医、脳外科医、小児科医、内科医などの他科の仲間に囲まれています。皆、私が薬漬け批判をしているのを知ると、「こんな精神科医は初めてだ。まさにその通りだ」と共感してくれます。私は、精神科医の一部を敵に回しても構わないと思っています。だって、それよりもはるかに多数派の他科の医師たちの圧倒的な支持を頂いているわけですから。

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