fine-club.project approach with well-balanced mind for a balanced life

ワクチンは3種類。「定期接種」と「任意接種」がある

12.23.2013 · Posted in ワクチン

ワクチンの種類は、大きくわけて【生ワクチン】【不活化ワクチン】【トキソイド】の3種類。
「定期接種」と「任意接種」のものに分かれる。

ワクチン自体の効果が怪しいこと、副作用があることなどを考えると、任意接種はまず受けないのは当然。定期接種も良く考えるべきだといえる。

【生ワクチン】
毒性や発病性を弱めた病原体そのもののワクチン。生きている病原体を使うため、生ワクチンと呼ばれる。一般に不活化ワクチンに比べて、免疫力が強く、免疫の持続期間も長いです。しかし弱いとはいえ、生きている病原体を使うため、接種後、体内で毒性を弱めた細菌やウイルスの増殖が始まり、それぞれのワクチンの性質に応じて、発熱や発疹の軽い症状が出ることがあります。次に種類の違うワクチンを接種する場合、27日間以上間隔をあける必要があります。(例:1日にワクチン接種した場合、29日に次の接種が可能)

【不活化ワクチン】
死んで毒性を失った病原体の成分のみで作られたワクチン。体内で増殖することがないので、接種後の発熱や発疹といった症状が出る可能性は低いですが、1回接種しただけでは必要な免疫を獲得できないため、また免疫の続く期間が短いことがあり、数回の接種が必要です。次に違う種類のワクチンを接種する場合は6日間以上間隔をあける必要があります。(例:1日にワクチン接種した場合、8日に次の接種が可能)

●全体菌ワクチン(加熱処理などして毒性をなくした病原体全体を使ったワクチン)・・・百日咳・日本脳炎・インフルエンザ・A型肝炎ワクチン

●コンポーネントワクチン(病原体の一部分を用いたワクチン)・・・肺炎球菌・髄膜炎菌性髄膜炎ワクチン

●リコンビナントワクチン (病原体の遺伝子組み換えを行ったワクチン)・・・B型肝炎ワクチン

【トキソイド】
病原体が発生する毒素のみを取り出し、さらにそれをホルマリンで無毒化したワクチンです。不活化ワクチンと同じく、ワクチンの効果は弱いため、数回の接種が必要になることが多い。次に違う種類のワクチンを接種する場合は6日間以上間隔をあける必要がある。・・・ジフテリア・破傷風ワクチン

 
☆定期接種と任意接種

☆定期接種感染すると重症化したり、感染力が強く集団感染するおそれがあるため、国の法律(予防接種法と結核予防法)で定められている予防接種です。一定の年齢になったら予防接種を受けることを強くすすめられています。ほとんどの場合、対象年齢の範囲であれば公費負担で受けることができます。接種対象年齢を過ぎている場合も、自己負担で接種することは可能です。

☆任意接種受けるか受けないかは個人の判断にまかされている予防接種です。受ける場合、希望者は各自が医療機関で受けます。基本的に有料=全額自己負担です。(B型肝炎ワクチンは母子感染予防の場合のみ健康保険が適用になります)

【定期接種】(一定の年齢になると公費負担で強く勧められる接種)

・生ワクチン
BCG・ポリオ・麻疹風疹混合(MR)・麻疹(はしか)・風疹

・不活化ワクチン
三種混合ワクチン(DPT)/二種混合ワクチン(DT)・日本脳炎・インフルエンザ(65歳以上、一部の60-64歳の対象者)

【任意接種】

・生ワクチン
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)・水痘・黄熱

・不活化ワクチン
B型肝炎・インフルエンザ(定期接種の対象外者)・A型肝炎・狂犬病・コレラ・肺炎球菌・ワイル病秋やみ・b型インフルエンザ菌(Hibワクチン)・HPV(ヒトパピローマウイルス)

・トキソイド
破傷風トキソイド・ジフテリアトキソイド

甲斐由美子さんの「ワクチンノート」より

Leave a Reply

WP-SpamFree by Pole Position Marketing