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シックハウス症候群対策「ベイクアウト」

10.11.2014 · Posted in 健康

建材の化学物質による、シックハウス症候群。
新築や新しく引っ越した家では、危険性あり。

そのシックハウス症候群対策「ベイクアウト」という方法がある。
その方法のやり方を紹介。

ただし、問題点もあるので、要注意。

化学物質を原因としたシックハウス症候群の対策を挙げます。

1、換気の量を増やす

出来る限り窓を開けて換気して下さい。
また、夜や幹線道路沿い、花粉症の季節など窓を開けられない場合は、
トイレやレンジフードなど、普段は停止している換気扇を動かして下さい。
家にいる間動かすことで、家の中の空気をきれいにすることができます。
  
2、ベイクアウトを行う

温度が上がると放散する量が増える化学物質の特性を使い、
建材から出る化学物質を早めに出す方法があります。
家の中の温度を40℃近くまで上げて数時間その状態を維持した後、
窓を開けて換気する、これを数回繰り返すことで化学物質の濃度を強制的に
下げることができます。
但し、建具や内装が急激に乾燥するため、反りや亀裂が生じる場合があります。
そのため、加湿を行いながらベイクアウトすることをお勧めします。

 

●ベイクアウト法の問題点

ベイクアウトは必ずしも万能ではありません。 ベイクアウトの問題点についても触れておきたいと思います。

エアコンやストーブなどの身近な暖房器具を使って作業できるので、取り組みやすい対策の一つであることは間違いないのですが、次のような不具合もあります。

① 熱によりクロスなどの仕上げ材が剥がれたり、建具が反ってしまうことがあります。
② ベイクアウトを実施した後、一時的に化学物質の濃度が上がる「リバウンド現象」を起こす可能性があります。
これは、表面の化学物質が揮発したことにより、その下の層の化学物質が表面に滲み出てくることで起こる現象だと考えられています。
③ 開放型燃焼器具を使うことで、かえって室内空気を汚染してしまうケースがあります。
④ ベイクアウトによって放散した化学物質が他の建材に吸着してしまう場合があります。
⑤ すべての化学物質に効果があるわけではなく、その持続性も定かではありません。

ベイクアウト法は、素人でも比較的簡単に行える有効な化学物質低減法なのですが、必ずしも一定の効果が期待できると言い切れないところがツライところ。

理屈からすれば効果が出るはずなのですが、使用されている建材の種類や、加熱する温度・時間・回数などによっても効果は大きく変わってくることを頭に入れておいた方がよいでしょう。

EZさんのFacebookより

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