これからの格差社会で何をすべきか
「アメリカの労働者の生産性が上がっていないからというわけではない。実際、労働者の生産性はそれなりに向上しているけれど、1970年頃からそれが時間給の伸びと連動しなくなっている」
「時間給が伸びなくなっているのは、全員がそうなのではなくて、情弱な下層の人たちだけ」
「全体の1%の富裕層のみが伸びていて、それ以外の人は伸びていない」
「格差社会で被害を受けないためには、まず学歴」
1%とは、大学院以上の学歴が高く、自分で事業を興しているオーナー社長が、恩恵を受ける層。
日本もこの状況に近づきつつある。
今の国策は、格差を広げて、一握りの持つ層に、それ以外の持たざる層が追いつけなくすることなので、被害を被らないために何をすべきか考えて動かないと。
●格差社会の処世術
Huffington Posthttp://www.huffingtonpost.jp/takao-hirose/disparate-society_b_6409250.html
アベノミクスは突き詰めて言えば格差拡大にオーバードライブをかけることで景気にカツを入れ、日本経済を窮地から救おうとする勇敢な(というか虫のいい)政策です。
(中略)
アメリカに住んでいる僕から言わせれば、日本の格差なんてカワイイものです。でも方向性としては日本もだんだんアメリカのような格差社会に向かっている気がします。
下は米国の所得階層別平均実質家計収入がどう変化してきたかを示すグラフです。1978年以降、上位1%の家計収入の伸び率は、その他の所得階層グループを大きく引き離してきました。