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恋愛に支障がなくなった結果、人は不幸に

01.08.2015 · Posted in view, 社会

「恋愛の地位が向上し恋愛にまつわる障害が排除されてしまったために、結果として恋愛自体の価値が低下してしまいました。」

恋愛に障害があればあるほど、成就したときに、その悦びは大きい。

逆に、ハードルが低く、自由に誰にでもできるとなると、成就してもあまり悦びがない。
それだけでなく、恋愛できない人は、「自分が欠陥人間?」とコンプレックスにさいなまれる。

人間、欲しいものを手に入れるために、工夫や努力し、人としての能力を使おうとするが、簡単に手に入るとがっかりするものだ。

●恋愛の価値が低下したんではなく、真実の恋愛に幻想を抱き過ぎて、難しくなったんじゃないかな?(Huffingtonpost 2014年08月26日)

http://www.huffingtonpost.jp/futoimegane/love_b_5706753.html


(略)
その後、「恋愛」の地位が向上しました。
生活レベルや社会的階級の近さよりも個々の恋愛関係の方がより重要なものと考える人が増えました。同時に家を守るという意識も薄れました。一人娘だから婿入りしてもらわないと困るという人は減りましたし、そんなことより自由に恋愛することの方が重要なことだと考える人が増えました。

(略)

恋愛が誰にでも手に入れることができるものになったために、他人の恋愛を妬む必要がなくなったわけです。そうやっていつのまにか恋愛にまつわる「障害」は世の中からなくなってしまいました。

(略)

恋愛に障害がなくなったことで、愛のために闘う機会がなくなってしまいました。恋愛はそれほどドラマチックなものではなくなりそこから得られる喜びは小さくなってしまいました。そして逆に、何の障害もないのに愛を手に入れられないことをとてもミジメなことと感じるようになりました。
(略)

恋愛に障害がなくなったために、それを手に入れられた場合の喜びは小さく、手に入れられない期間に感じる不幸は大きくなってしまいました。恋愛に障害がなくなり、私達は不幸になってしまったのです。

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