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砂糖は食品のなかで最強に近い毒

04.27.2015 · Posted in 砂糖・糖質

「砂糖が毒」というと驚いてしまうが、“毒”の意味をよく考えたい。

毒というと、食べたら、すぐに嘔吐や下痢など健康被害が起きるという印象だが、砂糖はそうではない。

ジワジワと免疫を低下させ、アレルギーになりやすく、ウイルスや細菌に感染しやすく、ガンにもなりやすく、精神をも狂わせる。

砂糖の作用をよく知ったうえで、摂り方に気をつけたい。

砂糖は数ある食品の中でも最強に近い毒である。それを聞いた瞬間、また多くの人々は「なにを言っているんだ、こいつ?」とでも思うだろう。しかしそれは厳然たる事実である。もともと人間の体は砂糖を直接取るようには出来ていない。

糖はコレステロールに影響を与え粥状動脈硬化を作り出す。この糖化は活性酸素を生み出し過酸化を誘導する。糖化が進むと体内ではAGE(糖化最終生成物)が生成され、それが粥状動脈硬化を助長する。

糖分は脳を動かすための必須成分ではないか?と思う人がいるだろう。それは一面的には間違っていないのだが、それを単純に補充すれば体は甘えてろくな状態にはならなくなるのだ。だから糖化の弊害は動脈硬化に限った事ではない。砂糖は細胞を崩壊させやすくなり、ウイルスや細菌にも感染しやすくなり、アトピーなどアレルギーにもなりやすくなり、いわゆるメタボの主原因となり、癌にもなりやすくなり、精神的にも人を狂わせる。精神的に人を狂わせる機序を反応性低血糖などで説明しようというのが分子栄養学に代表される考え方だ。

特に白砂糖はミネラルが皆無であり、代謝の過程で体内のミネラル、特にカルシウムやビタミンBなどを使ってしまう。また怖いのは白砂糖だけではなく、三温糖、黒砂糖なども同じである。砂糖という観点に立てばはちみつも同じだが、真に有効なはちみつは多量のビタミンミネラルを含むので、相殺されるという考え方も成り立つ。いずれにしろ、砂糖は有害極まりないということを知らなければ、現代病から脱出することは決してできない。

ムコ多糖類についても書かねばならない。多糖類は糖が沢山つながったものの総称であり、ムコはねばねばなどの意味をあらわす。いわゆる納豆やオクラや山芋などの類は、このムコ多糖類に属すると考えてよい。ムコ多糖類には様々な効用があるとされるが、免疫力、血糖値調節、新陳代謝などだけでなく、骨の形成促進、水分媒介による組織への栄養供給、などを行っている。

ムコ多糖類は食品でいうと、アンコウ、ドジョウ、ウナギ、ナマコ、すっぽんなどのヌルヌル系、カレイ、ヒラメ、アワビ、カキ、魚の目玉の周り、フカヒレ、ツバメの巣、そして玄米や豆類などである。いわゆるアロエの中にもムコ多糖類は多い。いわゆるコラーゲンだけをせっせととっても関節には役にたたないのだ。ムコ多糖類が体内で生成されるためには、マンガンやマグネシウムが重要であるとされる。この点においても単一栄養素で食事をとっても意味が薄れるというのは間違いない。

では現代でいう糖尿病の治療薬に価値はあるのか?これはもうほとんどが価値がないといっていいだろう。にもかかわらずここでも人々はその薬を飲みながら、食事で毒をとりながら、他の病気にもなりたがっているかのようだ。血糖降下薬の一つSU剤は、米国の長期臨床試験で、使用した群の方が心筋梗塞死が増すという結果が出ている。α―グルコシダーゼ薬に関しても、合併症や寿命延長効果を認めた長期試験はなく、はっきりいって無駄と呼んで差支えない。そしてグリタゾン剤についてはアクトスが心不全、心筋梗塞、骨粗鬆症、膀胱がんなどが増加することが示されている。

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内海聡氏のFacebookより

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