宮城県南三陸町 被災地(3)公的避難所:歌津中学校
南三陸町で最大の避難所ベイサイドアリーナは、子どもは少なく高齢者が多かった。子どもたちはどこにいるのか聞いたところ、学校の避難所にいると聞いた。
次に訪れたのが、歌津小学校。雰囲気が全く違っていた。校庭では、子どもたちがボール遊びをしていた。
3階の体育館にマットが敷かれた状態の避難所。ここにはダンボールの仕切りがなく、一家族ごとのエリアの隅に布団を積んだ状態。
おしゃべりをしている人たち、布団にもたれて足をさするお年寄り、カードゲームをしている小学生の男子・・・どこか一体感のある雰囲気。
大人たちは、下の階で物資の仕分けや炊き出しなどで忙しくしていた。
歌津小学校も山側に登ったところにある。その途中の木造の家の壊れ方は、本当にひどいものだった。
この家は、階段と柱だけが残っていた。