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Posts Tagged ‘暴力防止’

護身術プログラムで女性に自信を与え尊厳を守る

02.07.2012 · Posted in Interview

NPO法人ライフライツ 代表 森山 奈央美さん

●アメリカ生まれの実戦型プログラム「インパクト」

「日本の社会は、女性が自分で自分を守ることをよしとする価値観があまりないし、女性自身も自分の安全を優先させる意識が希薄。自分で自分のことを守れるなんて想像もつかないのかもしれない。でもそれが可能だということを知ってほしい」。

森山奈央美さんは、「インパクト」という女性のための護身術プログラムの普及を通して、女性が自ら尊厳を守る大切さや意識の啓発を行っている。 (さらに…)

性暴力に遭った人が、自信をもって人生を送るために

01.07.2012 · Posted in Interview, 女性問題

特定非営利活動法人 しあわせなみだ  代表 中野 宏美さん

●性暴力ゼロを実現するために

「性暴力に遭った人は、そこで人生が終わりではない。もう一度元気を取り戻し、輝いて、幸せな人生を送ってほしい」。

中野宏美さんは、性暴力に遭った人、その家族やパートナーが流す「かなしい涙」をうれしい時に流す「しあわせなみだ」に変えるという思いを込めて、『しあわせなみだ』を立ち上げた。その活動は、ブログでの情報発信や公的機関への研修など性暴力ゼロのための啓発活動「リボリューショナリー・ティアーズ」、性暴力に遭った女性や子どもを美容で輝かせる「ビューティフル・ティアーズ」、ウェブサイトを通じた性暴力ゼロに関する情報のプラットフォーム構築、裁判支援、メール及びスカイプカウンセリングで性暴力に遭った方を支援する「チアリング・ティアーズ」の3つがある。

性暴力に遭っても警察に届ける女性は13.3%しかいないという現実から、性暴力に関する正しい情報を拡げるとともに、被害者が健康を取り戻し幸せに暮らせるための支援活動を行なっている。 (さらに…)

子どもを暴力被害から守る 予防プログラムで生きやすい社会を

03.09.2011 · Posted in Interview, 子ども

特定非営利活動法人 おきなわCAPセンター 事務局長 糸数 貴子さん

●安心・自信・自由に生きる権利

「SAFE・STRONG・FREEは、CAPの登録標語で、『安心・自信・自由に生きる権利は誰だってある』という意味です。多様な人が受け入れられる社会になってほしい」。

CAPとは、「Child Assault Prevention(子どもへの暴力防止)」の頭文字をとったもので、子どもが暴力から自分を守るプログラムをワークショップを使って行っている。CAPは、1978年に米国で生まれ、世界16カ国に広がり、日本には1985年に森田ゆりさんによって伝わえられた。家庭内暴力、いじめ自殺、虐待の増加という社会的背景が後押しし、現在、北海道から沖縄まで 130以上のグループが活動している。

おきなわCAPセンターは、児童相談所の職員や精神科医、カウンセラーが集まって行っていた虐待についての勉強会が前身で96年に設立された。今までにおきなわCAPセンターで養成講座を受けた人は200人以上、現在、約50人がメンバーに登録しており、3人1組で沖縄全土から離島まで出向いて、ワークショップを行っている。小学生向けは授業の2時間、中学生は授業の2時間×2日間、大人向けは2時間のワークショップを、多いときには年間200回も開催している。 (さらに…)

人身取引被害から 若い女性や子どもたちを救う

07.30.2010 · Posted in Interview, 女性問題

NPO法人 ポラリスプロジェクト 日本事務所代表 藤原 志帆子さん

●人身取引の被害者への相談支援

「人身取引は、麻薬取引に継ぐ、第二の犯罪産業。被害者の8割が女性で、その半分が子ども。日本では法の不備や支援機関が確立されていないうえに、周りの無関心も加わり、身体・性的な暴力、ことばの暴力から発展する人身取引が急増しています」。

藤原志帆子さんは、ワシントンD.C.に本部のあるポラリスプロジェクトの日本事務所代表として、若い女性や子どもたちへの暴力防止と相談から始まる支援を行っている。性風俗産業でのうそや脅迫による犯罪被害、ビデオや雑誌などポルノ産業での暴力や脅迫などの被害、「援助交際」や性風俗産業に関わる子どもたちなど、犯罪に関する情報を匿名で受け付け、救済活動を続けている。 (さらに…)