ADHDはつくられた病
日本の小学校で他動な子が問題視されるようになって10年程。それは親のしつけではなく、発達障害の1種のADHDという病であること、そういう他動な子がADHDの診断をされると、親も理由がわかってある意味で安心し、周囲への理解を強調する風潮になってきた。
しかし、内臓疾患のようにわかりやすいものではなく、診断する精神科医によっても診断内容がわかれるため、障害といわれても、なんとなくしっくりいかない人が多いのではないだろうか。
それに治療が確立されているわけでもなく(そもそも治療すべきなのかどうか)、他動を抑える精神薬を飲む程度。副作用の強い向精神薬を子どもに飲ませることの危険性と、他動や衝動を抑えて日常生活で周囲とのトラブルを避けること、どちらを優先させるのかは、本人のためか、親や周囲のためか、判断が難しい。
このADHDは、治療薬を売るために製薬会社の影響により、診断基準(DSM)がつくられた病気だと、「ADHDの父」であるレオン・アイゼンバーグ氏が述べたという。アイゼンバーグ氏が作り出したADHDは過剰な診断と相まって薬の売上を増加させた。 (さらに…)