[No.02: 五番街の顔のひとつ「ヘンリ・ベンデル」]
高級店が軒を連ねるNY五番街の中でも、一際スタイリッシュな服飾雑貨、化粧品、洋服などを扱う店「ヘンリ・ベンデル」。私が旅行でN.Y.に来た10年前は、空前のスーパーモデルブームで、日本でもヘンリ・ベンデルのオリジナルストライプポーチが大流行していたのを良く覚えています。
そんなことを懐かしく思いながら、店に入ってみると入り口の真正面には昔と同じように、オリジナルバッグやポーチが山積みになっていたのには、ちょっと驚きです。
爆発的にヒットしたアイテムを時代遅れものとして、見向きもしないのは、日本人だけなのでしょうか?しかしあのグレイがかったブラウンストライプはいわばヘンリ・ベンデルのトレードマークのようなものなので、そうそう変わることはないのでしょうね。
一階の化粧品売り場には、MACなどのアーティスト系やAwakeといったナチュラル系コスメのコーナーが並んでおり、その奥には雑貨感覚で楽しめるユニークなデザインやコンセプトの色物やボディ&バスアイテムが揃っています。
特に他の店では見つからないような面白いコスメを探すならここに来るのが一番。例えばコスメブランドの“Dirty girl”(下品とかみだらな女の子という意味)は変わったネイミングの代表作。パッケージには真っ裸の女のコのイラストが可愛く描かれています。
私は友人からリップグロスをプレゼントされたことがあるのですが、「これって私がdirty girlってこと?」と聞いてしまいました。ジョーク好きのアメリカらしいアイテムです。
その他のフロアにはアクセサリーやバッグ、そしてカジュアルウエア、スー
ツ、ドレスなど、最先端の商品が盛り沢山。リッチでヒップな客層をターゲッ
トにしているせいか、お値段もちょっと高めですが、ウィンドウショッピング
だけでもする価値あり。こんなところで、プライスタグをチェックすることな
く買い物できたらどんなに楽しいだろうなあ・・・
---2001.6.12 (c) Kayoko Okochi ---
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