NYでは７月４日の独立記念日前の週末辺りから、デパートやブティックのショウウィンドウにSALEの文字が見られるようになってきました。夏物は単価が安いし、ついつい無意識のうちに予算オーバーなんてことも私はよくあります。結局１回くらいしか袖を通さず、でも捨てられない洋服を衣替えの度に発見するんですけどね。

　それでもバーゲンは多くの女性にとって楽しみなイベント。この間、高級店が建ち並ぶアッパーイーストに位置するバーニーズ・ニューヨークに行ってみたところ、本店ではまだセールが始まっていないにもかかわらず、プラダやMIUMIUが既に値下げされていました。

　バッグやアクセサリーが並ぶ１階はかなり混雑しており、品定めをする人々の中には日本のファッション雑誌のピンナップでみかけるアメリカ人スタイリストやエディターの姿もちらほら。

　バーニーズは昔ほどの勢いはないものの、ゆったりとした空間とシンプルなインテリア、トレンドを抑えた品揃えなど、センスの良さはまだまだ健在。また場所柄リッチでお洒落な客が多く、店のゴージャスさを盛り上げる要素となっています。

　早速店内を探索していると、D&G、Prada、Chaiken、Katayone Adeli、Earl Jeans、Theoryなどほとんどのブランドが30〜50％Offに。お気に入りのブランドや今まで気になっていたけど買えなかったブランドのセール品を見つけると、たいして必要もないのに必死にサイズやデザインのチェックをしている自分がちょっと怖くなりました。

　アメリカのデパートでは年中セールコーナーが設置されており、シーズン遅れや半端ものなどが売られているので、バーゲン時期にもの凄い争奪戦になるとか試着の待ち時間が長いということもないので、それも良いところ。

　日本ではセールにならないようなブランドもあるし、価格もずいぶん安くなっているので、この時期を狙って旅行に来るのもいいかもしれませんね。でも帰ってから借金地獄に陥らないようにご注意を。