ここ数年、ニューヨークにはユニークでスタイリッシュなホテルが続々オープンしています。ホテルＷにソーホーグランドホテル、マーサー、タイムなど、これらのホテルは”ファッションホテル”、もしくは”ブティックホテル”などと呼ばれ、ニューヨークの新名所にもなっているのです。

　これらの新しいスタイルのホテルは、旅行者のための宿泊施設としてだけでなく、レストランやバーを併設することで、ニューヨーカーのためのホットスポットとしても注目されています。

　まず最初にご紹介するのは昨年10月にオープンした『ザ・ハドソン』。　ロケーションはというと９番街の58丁目、ミッドタウンの中でも交通の便が悪く、とてもお洒落なエリアとは言い難い。

　そんな場所にもかかわらず、毎晩のように大勢の人が詰め掛けており、レストランの予約はなかなか取れず、バーに入るのにも並ばなくてはいけないという盛況ぶり。その理由は、このホテルの仕掛人がいくつものファッションホテルを手掛けてきたイアン・シュレーガーとインテリアデザイナーのフィリップ・スタルクということにありそうです。

　イアン・シュレーガーが手掛けたバー”ザ　ハドソン　バー”の天井には、フランチェスコ・クレメンテによるフレスコ画が描かれ、ライトアップされたフロアーには半透明な素材を使用したチェアーやテーブル、また、丸太を使用したロングのチェアーが配置されているというユニークなインテリアが特長。

　連日お洒落なニューヨーカー達が詰め掛け、社交場として盛り上がっているので、人間ウォッチングも楽しめそう。多くのメディアに取り上げられたこともあり、最近では旅行者もニューヨーカーに混じって行列しているとか。

　トレンディ・ナイトスポットがお好きな方は、一度遊びに行ってみてはいかが？