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[No.15:アッパーウエストには魅力がいっぱい]


 アメリカの好景気に伴い異常に家賃が高騰したNY、特にマンハッタンは今やワンルームで$2000なんていうのも珍しくありません。そんな目の飛び出るような高額のアパートに庶民の私が住めるはずもなく、数週間前に引っ越してきたのはアッパーウエストといってもほとんどハーレム。

 まわりの人からはコロンビア大学のまわりは、すごく綺麗だし心配することないと教えてもらったとはいえ、自分で見てみるまでは正直不安でした。だって、ハーレムというと、観光ではツアー以外で行ってはいけない犯罪多発地域というイメージが強かったので、今まで足を踏み入れたことがなかったのです。

 実際来てみると、メインの125ndストリートは、ヒップホップ系の洋服や黒人用の化粧品屋、雑貨屋などの小さなブティックをはじめ、HMVやOLD NAVY、スターバックスなどの大企業チェーン店があり、危ない雰囲気はあまり感じられません。

 7月には、これもまた予算の都合で元大統領のクリントン氏がこの周辺に事務所を構えたという話題性もあり、今後更なるビジネスチャンスを狙った開発が行われそうです。

 街を歩いている人達は圧倒的に黒人が多く、お店もかなりブラックを意識し た品揃えです。おしゃれな子が多く、カラフルでルーズなシャツとパンツにゴールドのアクセサリー、ナイキのスニーカーなどに身を包む少年達や、ローライダージーンズにタンクトップ、ボディピアスに編み込みヘアといったスタイリッシュなルックスの女のコたちをウォッチングするのも楽しいもの。

 若い人たちに限らず、黒人の女性はおしゃれに気を使っている人が白人よりも多い気がします。高度な技術を提供するネイルサロンも多く、アクリルパウダーでつくるスカルプチャーで爪を長くきれいに整えたり、フレンチネイルやネイルアートを施している人もたくさん見ることができます。

 ファッションだけでなく、ソウルフードのお店やジャズバー、そしてジェームス・ブラウンやダイアナ・ロスなど数々のスーパースターを生んだ伝説の劇場”アポロシアター“など、エンターテイメントも豊富。

 というように、とても魅力的な街なのです。ブラックカルチャーに興味がある方には是非探索をおすすめします。明るい時間帯に大通りを歩いていれば、危険もないはずです。私もせっかく歩いて行ける場所に住んでいるので、今後もっと新しい発見をしたいと思います。

---2001.9.11 (c) Kayoko Okochi ---

 

 

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