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[No.22:ピンクカラー・キャンペーン]


 NYではワールド・トレード・センターの惨事以来、多くの店舗で愛国心を示す大きな星条旗が店頭に掲げられているということは以前お伝えしました。しばらくは自粛気味だったビジネスも現在は通常どおり。人々は食事や買い物に出かけることを促され、企業やショップはその売上金の一部を赤十字などに寄付するという動きが見られます。

 特にこの件に限らずとも、アメリカではがんやエイズといった病気に関するリサーチ機関や自然・動物保護団体などに収益金を寄付するというキャンペーンはマーケティング活動の一つとして企業によって頻繁に行われています。

 今月は「Breast Cancer Awareness Month」として、アメリカン・エクスプレスをはじめ、デパートメントストアやメーカーによる乳がん撲滅キャンペーンが繰り広げられています。

 バーグドルフ・グッドマンやサックス・フィフス・アベニューといった高級百貨店のショーウィンドウにはキャンペーンモチーフであるピンクのリボンやピンクをテーマカラーとした商品がメッセージとともにディスプレイ。

 メーカーは乳がんキャンペーン限定製品の売上金の一部を、またクレジット会社やデパートなどでも特定期間の売上金の一部を研究機関などに寄付しているというわけです。

 バーバリーは特別限定のピンクと白のボーダースカーフを作り、サックスで販売。化粧品メーカーのエイボンはBreast canscer crusade lipstickを売り出しています。その他にもピンクリボンソックスやピンクの小物類、ピンクのキッチン用品などちょっとしたピンクカラー・プロモーションにも発展。

 今回は参加していませんでしたが、ラルフ・ローレンはピンク・ポニーキャンペーンを独自に展開、黒地にピンクのポニーがデザインされた限定Tシャツとポロシャツを販売し、乳がんの研究所に収益を寄付しています。

 これらの商品は限定ということも手伝ってか、売れ残ることはあまりないそう。消費者にとっても、モノを購入したお金が社会貢献に少しでもつながるというのは嬉しいものです。そしてこのようなキャンペーンはいろいろな社会問題意識を持つという意味でも意義のある事だと思います。

---2001.10.30 (c) Kayoko Okochi ---

 

 

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