NYでは週末になると駐車場や学校の校庭などを利用して、チェルシー、アッパーウエスト、ソーホーといった様々なエリアでフリーマーケットが開催されています。私は月に１，２回散歩がてらアンティークやジャンクの掘り出し物探しに出掛けるのが最近の習慣です。

　扱っているものは古着から家具、雑貨、化粧品、レコード、ガラクタまでいろいろ。古着は特にファージャケットが多く、色や形も豊富。NYの冬の寒さはかなりのものですが、室内は暑いくらいに暖房がきいているため、コートの中は薄着で毛皮を着るというスタイルが定番というのが理由のようです。

　家具や雑貨などは、はっきり言って素人の私にはアンティークなのか、ただボロボロなのか見分けのつかないものもたくさんあるのですが、プロの人達も買いつけに来ているらしく、ものすごく値打ちのあるモノにめぐり合えることもあるそう。そういったものを日本に輸出して、何倍にもして売っているというような話も聞いたことがあります。

　ではここで、フリーマーケットの心得をちょっとご紹介。

1. 掘り出し物をゲットするには、早朝オープン前に行くこと。モノにもよると思いますが、業者の人達がみんな良いものを買い占めてしまうので、お昼頃行っても価値のあるものは残っていないとの事。　
2. 本当に気に入ったものは迷わず買う。価値があるかどうかなんて結局分からないし、自分が気に入って納得のいく値段だったら即購入。　
3. 細かいキャッシュを必ず持参。これがないとディスカウントができません。
4. 買いやすい雑貨類をチェックする。フォトフレームや古い写真、またガラスのボトルなどはちょっとしたインテリアにもお洒落。またホテルで使用されていたシルバー製品は質が良く、デザインもオールドファッションでお買い得です。

　フリーマーケットはなんといっても値段が安いのが魅力。新しいものばかり で身の回りを固めるより、古くても自分のお気に入りを見つけて、あれこれコ ーディネートしてみるのも楽しいものです。