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[No.27:お洒落でリーズナブルなインテリアショップ「IKEA」]


 最近気温がぐっと下がり、厚手の冬物を買い始めたら、今度は収納する場所が無くなってしまったため(NYのアパートの収納は異常に少ない)、IKEAという家具とインテリア雑貨を扱う店に行ってきました。

 アメリカに住んだことがあれば、みんな知っているというくらいとても有名なこの店はスウェーデンでビジネスをスタートさせ、現在は世界中に店舗を持つ大企業。なんといってもお洒落なデザインとその値段が人気の秘訣です。

 クオリティはまあまあですが、洗練されたデザインと安さを考慮すれば、十分満足できるということで、いつ行っても駐車場や店内は大混雑。ここの特徴は商品をすべて自分でピックアップし、ほとんどの家具は自分で組み立てをしなければけないということ。

 大きい家具はショールームにサンプル製品が飾られており、在庫場所が記されているのでそれをメモしておきます。倉庫の後ろにキャッシャーが何台も並んでいるのですが、そこまで到達するのにはキッチン、バス用品に、照明、フレームといったインテリア雑貨、ベッドリネン、ラグ、ガーデニンググッズなどの売り場を通り抜けなければいけないため、ついつい必要のないものにまで手が伸びてしまうという仕掛けになっています。

 デザインのバラエティやリーズナブルな価格、そしてワンストップで全て必要なものが揃ってしまうという便利さから、一人暮らしをする若い人たちは何かしらIKEAでインテリアショッピングをしています。

 ここで、アメリカの若者のライフスタイルについても触れてみたいと思います。高校を卒業するとほとんどの人は親元を離れ、大学内のドーミトリーに住んだり、友達とアパートをシェアして住んだりします。アパートのシェアは学生に限らず、シングルの人がルームメイトを持つのは当たり前。

 スタジオ(日本でいうワンルーム)はスペースが狭い上に家賃が割高なため、バスルームやキッチンをシェアして2ベッドルームに住むというのが典型的。ルームメイトは友達同士の場合もありますが、必ずしもそうとは限りません。貼り紙やインターネット、新聞の広告などで募集する場合も多々あります。

 アパートにはクローゼット、ストーブ、冷蔵庫、キッチンキャビネットなどはあらかじめついている場合がほとんど。それ以外の必要家具は自分で買わなければなりません。Thrift Store(寄付された家具や衣類などを安く売る店)やフリーマーケットで少しずつ揃えたり、ちょっとお金に余裕があって新品の家具が欲しいという人はIKEAなどで買っているようです。

 何はともあれ、日本の人とは違って早くから独立し、住いも含め自分たちのライフスタイルを創り上げているアメリカ人の若者は頼もしく見えます。そんな若者達の強い見方がIKEA。やっぱり安くて可愛いのが一番えらい! 

---2001.12.4 (c) Kayoko Okochi ---

 

 

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