[No.28:N.Y.のヘアケア事情]
私達アジア人がアメリカで気に入った美容室やスタイリストを見つけ、納得のいくヘアスタイルにしてもらうというのはとても難しいこと。これはコミュニケーションの問題や、髪質、使用する製品に原因がありそうです。
今までは友人のスタイリストに任せて定期的にカットしてもらっていたものの、NYに来てからまだ一度も美容室に行っておらず、どこにしたらよいかというのが目下の悩み。
美容師の友人は、勉強のつもりでアメリカ人サロンに立ち寄りカットをしてもらったところ、あまりのひどさに途中で辞めてもらって逃げ帰ってきたとか。これは極端な例にしても、好みのスタイルやアメリカ人と日本人の髪質、カラーの違いなどがあるため、多くの在米日本人は数少ない選択肢の中から日系サロンを探して足を運んでいます。
アメリカのヘア・トレンドはここ最近ストレート系のヘアが続いており、セレブの中では「フレンズ」のジェニファー・アニストンのヘアスタイルが一番人気。ブロンドでハイライトの入ったストレートロングヘアは多くの人の憧れというわけです。
ちなみにジェニファーは、今年の春ショートボブスタイルにしたところ評判が悪かったため、再び髪を伸ばし始め、現在ではもとの“レイチェル・スタイル”(レイチェルはフレンズでの役名)に戻りつつあります。
またアメリカで人気のヘアケア製品といえば、レッドケン、ポール・ミッチェル、セバスチャンといったプロフェッショナル・サロン系製品が挙げられますが、アイテムによっては全くアジア人の髪には合わないものもあります。なぜこれらのブランドが日本ではあまり聞かれないかというのも、髪質やスタイルの違いが原因でしょう。
ではアメリカンブランドに興味のある人はどんなものを使ったらよいか?ハーブエッセンスなどナチュラル成分を売りにしている化粧品“Aveda”のヘアケアや、ドラッグストア系、“パンテーン”(日本製とは成分が違うと思われる)などは比較的髪質に合うという意見を良く聞きます。また上記のサロン系ブランドのスタイリング材を試してみることをお勧めします。
どなたかマンハッタンで良いサロンをご存知の方がいらしたら情報お待ちしております。
---2001.12.11 (c) Kayoko Okochi ---
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