アメリカのテレビドラマは、シーズンフィナーレを迎える時期になりました。日本でもアメリカのテレビドラマはすごく人気があるようですね。ストーリーはもちろんのこと、ライフスタイルやファッションなど、日本とはまた違った視点で見ることができるので、はまっている方も少なくないのでは。

　シーズンフィナーレとはシーズンの最終回ということ。アメリカのテレビドラマは日本のように最初から３ヶ月と決まっているわけでなく、人気があれば何年も続き、視聴率が悪ければ打ち切られるため、シーズンごとに区切っているというわけ。この春にシーズンが終了すると、次は秋まで始まりません。

　そのお休みの間を利用して人気俳優たちは映画に出たりするわけなんです。その間視聴者にとって退屈なのは言うまでもありません。ERやフレンズといった超人気番組の場合は、ただ再放送を流しているのでもう一度見るか、または別の新しい番組をチェックする。（といっても大抵つまらないコメディが多い）

　それにしてもプライムタイムに再放送なんて、日本では考えられませんよね。でも再放送は、シーズンオフ期間だけではないのです。シーズン中でも再放送になることはしょっちゅうで、テレビの前で楽しみに待っていたときなど、怒り爆発。

　現在人気があり、シリーズ化されているドラマはER、Friends、Ally Mcbeal, West Wing、Will＆Grace、Low and Order, Sopranos、Sex and the Cityなどが挙げられますが、過去に終了してしまった人気番組も含め、長く続けばいろいろな問題も出てきます。

　まずネタ切れ状態に陥り、ストーリーがマンネリ化することにより視聴者が離れていき、最終的には番組が終了。例えばビバリーヒルズ90210などは良い例です。

　次に、俳優達はその番組のおかげでスターになったとしても、ずっと同じショーに出ているとイメージが固定されてしまうとか、飽きてしまうとか、映画にも出たいとか、もっとギャラが欲しいとか、いろいろな理由で番組を離れていくのです。

　ERはグリーン役のAnthony Edwardsが今シーズンで番組を去ると、オリジナルメンバーはNoah Wyleのみとなります。またフレンズは今も超人気番組とはいえ、近頃のストーリー展開には行き詰まりが隠せない状態。

　出演者７人の意向で、来シーズンを最後に番組は終了することとなり、最終シーズンのギャラはなんと１エピーソード、１人＄１million（約１億３千万円）という破格の値でサインしたことが伝えられています。

　テレビッ子の私は、楽しみにしている番組が減ってしまい、つまらないアメリカのテレビがもっともっとつまらなくなりそうで残念。まあテレビばっかり見てるのも困りモノなのでそれもいいかな。