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[No.46:今、NYで注目のセレブ]


 次々に流行を生み出すメディア。最近日本ではヒルトン姉妹が注目されているとか。この間日本の本屋で“ヒルシス”が表紙を飾っている25ansを発見し、これには驚いてしまいました。JJなんかでも特集を組んでいたり、大人気なんですね。そういえば叶姉妹も25ansの読者モデルだったんだっけ?

 皆さんご存知でしょうが、このヒルトンシスター、父親はホテル王のヒルトン氏というわけで、大富豪のご令嬢。 姉のパリスは21歳、妹のニッキーはまだ18歳で、そろいもそろってモデルなみの美貌とスタイルをお持ちということで注目されてもおかしくはない存在。

 いつもぽかーんと開けている、ちょっと頭の弱そうなパリスは、女優志望でたまにモデルをしたり、妹のニッキーはデザイナーを目指し、サマンサ・タバサのバッグのデザインをしているそうです。(サマンサ・タバサといえば、JJって感じですものね。ちなみにアメリカでは見かけませんが日本ブランド?)

 でもアメリカでの彼女達の存在って実際どうなの?というと、別にたいしたことないと思うのは私だけでしょうか? 確かにハリウッド女優なみにパパラッチに追いかけられているでしょうが、別に芸があるわけでも何をやっているわけでもなく、ショッピングで散財し遊び歩いている、ただのパーティーガールというのが印象。 桁外れのお金持ちな上に、超可愛いいということで、たまにメディアに登場することはあるものの、表舞台に立つことはまずないでしょうね。

 メディアの扱い次第でイメージや評価が違うということは珍しくないこと。おそらく日本で人気のあるセレブもアメリカではいまいちということもしばしば。

 例えばキャメロン・ディアスは、元モデルなだけあって抜群のプロポーションで知られてるけれど、近頃はすっかりハリウッドのワーストドレッサーとしての地位を固めつつあります。

 またペネロペ・クルズも男性には人気があるけれど、女性には全く支持されておらず、次々に映画に出演しているわりには、恋の噂ばかりが目立って興業成績はさんざんというものばかり。おまけにラルフ・ローレンのスポークスモデル契約も打ち切られたばかりで、全くいいところは見当たりません。

 ではアメリカで今最も注目されているセレブはというと、ハリウッドのニュープリンセスといわれるリース・ウェザースプーン。 女優としてだけでなく、ベストドレッサーぶりも高く評価されており、また旦那様のライアン・フェリペと共にゴールデンカップルとの呼び名もあがっています。

 一時期スーパーモデルが一世を風靡した時代がありましたが、やはりアメリカではハリウッドセレブが最もパワフルな存在と言えそうです。それにしてもメディアの力ってすごいですね。

---2002.4.16 (c) Kayoko Okochi ---

 

 

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