I'm fine ! といつでも言える暮らしのために役立つ情報がいっぱいです。
Home Health Supplement Child Diet Beauty  
Beautyトップ>[Skincare]>No.09  
 
 

   

[No.09: 肌のうるおい成分は十分ですか?]


 冬の肌はカサカサに乾燥し、かゆみが出ることさえあります。12月から1月にかけて空気の乾燥はピークになり、湿度が50%をきる日がほとんどに。3月以降、湿度は増えてきますが、今までにお手入れをきちんとしていなかったせいで肌がかさついていたり、肌のキメが乱れてひび割れているならかなり危険。今から早速スキンケアを始めましょう。

 肌の一番上にあるのは角質層で、わずか0.02mmの厚さで、私たちの身体を乾燥から守っています。しかし、冬の空気の乾燥と寒さで、肌の内側の水分が逃げ出し、角質細胞自体の水分も失って、かさつきが起こります。さらに加齢や洗い過ぎなどが加わると、カサカサは増してしまいます。つまり、かさつきは、角質にあるうるおい成分が減ってしまうのが原因で起こります。

 角質層の成分は、大きく3つのものからできています。
 1つ目は「皮脂」という油。毛穴から出て肌の上に皮脂膜をつくり、肌を守ります。

 2つ目は角質層同士の間を埋める「角質細胞間脂質」。主成分はセラミドで、角質細胞のすきまに二重の層になって、水分の蒸発を防いだり、肌の外側からアレルゲンなどの悪者が侵入するのを防いでいます。

 3つ目は角質細胞自体に水分をキープさせる「天然保湿因子(NMF)」というもの。アミノ酸や尿素からなる成分が、角質細胞自体にうるおいを持たせ、しっとりした肌にさせるのです。

 これらの3つの成分が充分に働き、バランスよく整えば、健康な素肌になるとともに、肌の外敵の侵入を抑えるバリア機能が高まり、肌にとってベストの状態になります。かさつきを防ぐには、この3つの成分を上手に補うことがポイントです。

---2000.3.11 (c) 2000 by Mica Okamoto ---

 

 

Beautyトップページ