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[No.18: スキンタイプとUVA対策]


 日本人には3つの肌のタイプがあるといわれます。夏の太陽光線に1時間当たった後、24時間後、1週間後の状態でスキンタイプを大別できます。

 《タイプ1》は、強い日差しを浴びると、肌が赤くなり、1週間たっても黒くならない人で、日本人の2割を占めます。このタイプは、光に対する感受性が強く、紫外線による肌障害が最も起こりやすいので、子どものころから紫外線対策の必要があります。対策を怠ると、シワやシミができやすく、皮膚ガンの可能性も高まります。

 強い日差しを浴びると、少し赤くなり、1週間後には黒くなる人は《タイプ2》。日本人に最も多く、約7割の人がこれにあたります。

 《タイプ3》は日に焼いてもほとんど赤くならずに、数日後にすぐに黒くなる人。紫外線に対する抵抗力が強く、メラニン色素も多いのですが、日本人には約1割しかいない少数派です。

 すぐ赤くなる人は黒くなる人よりも深いシワができやすく、シミもできやすいのです。赤くなる人は色白で、紫外線を吸収するメラニン色素が少ないため、UVAとUVB両方の紫外線をカットする必要があります。

 10年ほど昔のサンクリーンにはUVAを遮る力がなく、UVBのサンバーンだけを防ぐ商品でした。96年頃から、UVAを防ぐPA表示がついているサンスクリーンが出回り始めました。シワの原因となる光老化を防ぐには、PA表示のあるものを選びましょう。

 UVA遮断効果の目安はPAです。PAは色を黒くする変化が起こるまでの時間を延ばす力を示しています。PA+ は、2倍から4倍に。PA++ は4倍から8倍に、PA+++だと8倍以上に延びます。

 また、2〜3年ほど前のサンスクリーンは塗った後が白っぽくなってしまっていました。これは、紫外線を反射する「散乱剤」が酸化チタンや酸化亜鉛といった金属化合物だったせいでしたが、最近は改良が進み、粒子を分散させるポリマーを入れ透明感もアップしてきています。

 UVA対策のもう1つの成分は紫外線を皮膚の上で吸収して無害化する「吸収剤」ですが、以前のものはUVAを吸収するとすぐに分解していまい、結果的に肌が黒くなるということがありました。しかし、最近は紫外線を吸収率が高く、吸収しても分解しないメギゾリルSXという成分を配合しているものが出てきています。

 紫外線量は4月からどんどん増え、UVA、UVBともに7月にピークに達しますが、UVAは5月にもひじょうに多いのです。また、オゾン層減少の影響で年々紫外線量も増えています。紫外線の危険度が増すとともに、紫外線対策の研究も年々進み、新たなサンスクリーンが登場しています。肌のことを考えると毎年、買い換えて最新の成分の恩恵を受けたほうが、肌にとっては効果的なのかもしれません。

---2000.5.13 (c) Mica Okamoto ---

 

 

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