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[No.31: 肌のくすみの原因は]


 9月に入りましたが、紫外線対策の手はゆるめられない日が続いています。夏の暑さと日差しで疲れた肌は、秋口にはくすみがちです。なんとなく肌のツヤや透明感がない、肌に色が暗い・・・なんて人もいるのではないでしょうか。

 肌にツヤや透明感がなくなるの最も大きな原因は老化ですが、年齢とは関係なく皮膚の水分不足や紫外線の影響によるメラニンの沈着、血行不良、角質が分厚くなることなどでもくすみは起こります。また、ホルモンバランスが崩れたり、内臓が弱っていたり、疲労や睡眠不足も大きく関係しているといわれます。夏の疲れが出る今頃は、どんな人でも肌のくすみに要注意の時期です。

 肌のくすみは、いろいろな原因が重なって起きることがほとんどです。理由と症状でチェックすることも大切です。

 まず、目や口の周りがカサついたり、ツヤがなくなってきたら、水分不足です。肌の角質の水分が不足すると、角質めくれあがり、光を乱反射するので、肌がくすんで見えます。

 日焼けしたままの肌で色が黒くなっているのは、メラニンの沈着によるくすみ。角質のターンオーバーを正常に整えて、メラニンを排出して、元の自然の素肌にもどさない限り、くすみが続きます。

 顔色が悪い、目の下にクマができるのは、血行不良の人。この時期、エアコンの効きすぎた部屋で過ごし、冷えやむくみに悩む人も多くなります。血行が悪くなると、肌に必要な栄養がすみずみまで運ばれなくなるとともに、老廃物もうまく排泄できず、血液の色が暗くなり、肌の色にも影響します。

 肌がカサついたり、ゴワついたり、肌が固くなったような感じになる人は、ターンオーバーのサイクルが乱れ、古い角質がはがれず、分厚くなってきたためにくすみが起こっています。

 この他にも洗顔が不十分なため、化粧や汚れが残っていたり、皮脂が酸化されるせいでもくすみが起こるので、十分注意しましょう。

---2000.9.2 (c) Mica Okamoto ---

 

 

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