[No.38:目のクマ対策]
朝起きると目の下にクマが!誰が見ても明らかに疲れ顔。化粧でもなかなか隠せない、どうしよう・・・という経験の人も多いでしょう。目の下のクマはどうしてできるのでしょうか?
【目のクマとは】
目のクマは大きく2種類あります。
*目元の色素沈着によってできる「茶クマ」
上まぶたもふくめ、目の周り全体がくすんだり、目の下の眼窩の骨周辺が黒っぽくなっているものは、紫外線や赤外線などの影響、乾燥などによって、この部分にメラニン色素が沈着してしまった状態です。洗顔時にゴシゴシ洗う、メイクのクレンジングのしすぎ、目のかゆみでこすったりすることも要因です。
*目元の周りの血行不良による「青グマ」
目の周囲の皮膚はひじょうに薄く、顔の他の部分の3分の1ほどしかありません。また、目の周りには細い動脈や静脈が密に集まっているため、もともと鬱血しやすくリンパの流れも悪くなりがち。
パソコンや携帯メールの使いすぎで目を酷使するうえに、睡眠不足が重なると鬱血は起こりやすく、その鬱血した血液が透けて見えて青黒いクマとなるのです。血行不良の原因は、睡眠不足、目の使いすぎ、疲れ、ストレス、冷えなどで起こりますが、喫煙でも毛細血管が収縮して血流が悪くなるため、起こりやすくなります。
【目のクマ対策】
目のクマは様々な要因が重なって起こるため、いくつかの対策を施さないととれない場合もあります。基本は、全身の健康状態を改善することが第一です。
- 過労、ストレスをためない。
- 生活リズムを整え、睡眠を十分にとる。
- 入浴・マッサージ・ストレッチなどで全身の血行をよくする。
- 皮膚の状態をよくするビタミンAやC、血行をよくするビタミンE、疲れをとるビタミンBを含む食べ物を十分に摂る。
目の周りの血流を促すには…
- 目の周りを蒸しタオルと冷たいタオルなどで温める、冷やすを交互に行う。
- 目の周りをマッサージする。指でこすると逆効果なので、ホホバオイルやクリームなどで指の滑りをよくしましょう。ただしやりすぎると、色素沈着の原因になります。
以上に加え、スキンケアとして、保湿効果やコラーゲン入りのアンチエージングコスメや美白コスメを上手に使えば効果もアップできるでしょう。また、冬でもUVケアを忘れないことも大切です。
---2004.7.30 (c) Mica Okamoto ---
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