[No.42:天気&生活シーン別紫外線量]
春から夏にかけて一気に増え、夏にピークを迎える紫外線量。シミ、シワ、肌老化に大きく影響するため、今や紫外線対策は夏だけでなく、一年中必要であることは広く知られてきました。
太陽がさんさんと照りつける晴れの日のお出かけ時には、しっかりと紫外線対策を行うのは当然ですが、お部屋で過ごすときや、ベランダに出るときなどに、わざわざUVクリームをつける人は少ないのではないでしょうか。
紫外線には、肌のハリや弾力を失わせるUV-Aと、シミやソバカスの原因となるUV-Bがあります。紫外線は、曇りや雨の日でも、窓越しに紫外線は届いており、特にUV-Aは、雲やガラスを透過しやすい傾向があるため、曇りの外出や室内や車内での日焼けが少しずつ蓄積され、そ結果、シミ、くすみ、ハリのなさにつながっていきます。
紫外線を浴びた量によって、シワの状態に大きな差があることがわかっています。つまり、日焼けの多い人と少ない人の、20代ではあまり差がなくても、30代、40代になると、シワの度合いの差が目立ってくるのです。
近年、UV-Bを遮る役目をするオゾン層の破壊が進み、1970年代に比べると、日本のUV-Bの量は6〜7%増加しているといわれています。
曇りのとき、ガラス越しに日差しが入る室内や車内で過ごすとき、庭やベランダでのちょっとした作業時にも、紫外線対策を忘れずに行うようにしたいものです。
【天気&生活シーンによる紫外線量】
天気&生活シーン |
UV-A |
UV-B |
直射 |
100 |
100 |
曇り (フロントガラス) |
約55 雲の量によって変動 |
35 |
雨 |
15 |
10 |
室内 (ガラス越し) |
80 |
5 |
室内 (カーテン越し) |
45 |
35 |
車内 (フロントガラス) |
55 |
3 |
▼No.39:肌タイプ別日焼け予防も参考にして下さい。
---2008.5.24 (c) Mica Okamoto ---
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