[No.10: ファッショナブルなスポーツブランド]
ここロスアンゼルスは、1年を通して暖かい気候ということもあり、ファッションは断然カジュアル。ちょっとファンシーなレストランでも、L.A.だからいいんじゃないといった感じで、カジュアルな服装も受け入れられるし、また、スケートボードやローラーブレード、ジョギング、スポーツクラブなど、みんな本当によく身体を動かすので、ジーンズやTシャツに限らず、スポーツウエアで歩いている人もよく見かけます。
そんなわけで、L.A.のほとんどのショップはカジュアルウエアが中心。そしてサンタモニカやビバリーヒルズには、各スポーツメーカーのフラッグショップが軒を連ねています。
スポーツ界ナンバーワンの広告効果といわれるタイガーウッズとスポンサー契約している『ナイキ』、また昨年のNBAワールドチャンピオン、L.A.レイカーズのエース、コービー・ブライアン・モデルのスニーカーを発売する『アディダス』など、スポーツメーカーの動きが目立ちます。
中でも『プーマ』はファッションデザイナー、ジル・サンダーとのコラボレーションや、スーパーモデルのクリスティ・ターリントンが手がけたヨガウエアの発売、その他にもデザイン性の高い製品が注目を集めています。
ヨガといえば、以前にもご紹介しましたが、アメリカでは現在最もホットなエクササイズ。エアロビクスと違い、呼吸法とストレッチを組み合わせたスロウな動きで、健康にも良く、若い人からお年寄りまで、多くの人に親しまれています。
さてプーマの話に戻りますが、今年のプーマは本当にデザインが洒落ていて普段着としてもすごくキュート。ロゴのプーマがグリッターになっていてキラキラ光るTシャツや、絞り染めのようなカラー、迷彩柄のピンクのスニーカーなど、今までのロゴ一辺倒のスポーツブランドとは違います。
そのファッション性の高さからか、ウエストハリウッド辺りにあるセレクトショップでも、プーマのスニーカーが販売されていました。アパレル業界も低迷しているブランドが多い中、カテゴリーにとらわれず、新しいアイデアで競争していかなければ生き残れないという状況なのでしょうか。
---2001.2.6 (c) 2001 by Kayoko Okochi ---
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